パパ・ジョン・クリーチ

bearsmick2005-02-22

今日は好きだったバイオリン弾き、パパ・ジョン・クリーチの命日でした。1994年に亡くなったので、もう11年も経ったんだと思うと自分が歳をとったのを思い知らされます。
その当時、雑誌で読んだか誰かから聞いたのかは忘れてしまったのですが、亡くなる前に日本に来ていて青江三奈のレコーディングに参加したらしいですね。誰かその音源とか持っている人いますか?そのCD出たんでしょうか?
パパ・ジョンはジェファーソン・エアプレインのバイオリニストとして僕らの前に現れたんですが、ビックリしました。だって黒人のおじいちゃんだったんですもの。でもやけにカッコ良かったんですよ。映画「フィルモア最后の日」にもホット・ツナのメンバーとして出ていてゴキゲンなブルース・バイオリンを聴かせてくれています。
映画といえば「ミシシッピー・バーニング」だったかな、人種差別が激しかった南部の映画の1シーンにパパ・ジョンが出てきてバリ・バリ、バイオリンを弾いていたのを思い出します。
写真は1971年にジェファーソン・エアプレインのレーベル、グラントから出たパパ・ジョンのデビュー(?)アルバムです。もちろんのジェファーソンの連中をはじめ、当時のサン・フランシスコのミュージシャンが大挙してバックを勤めています。きっとみんなに慕われていたんでしょうね。
セントルイス・ブルース」「オーヴァー・ザ・レインボウ」や「ダニー・ボーイ」といったスタンダードからダウン・ホームなブルース、ポップなファンク・ロックなどいろんなタイプの曲を演奏しています。バイオリンだけではなく歌も歌っています。いい味出しています。「ソウル・フィーヴァー」という曲ではJ・ガルシアがギターで参加しているのですが、あくまでバックのギター・カティングに徹していてポップなファンク・チューンに仕上がっています。
最後はヨーマ・コウコネン、ジャック・キャサディ、サミー・ピアツァというホット・ツナによるブルースをパパ・ジョンのヴォーカルで渋くキメています。
好きなレコードの一枚です。ジャケットのパパ・ジョンの笑顔も素敵です。