僕がベアーズ・カフェをやっている訳

bearsmick2009-01-15

もちろん他に潰しも利かないし、なんの技術も才能もないということもあるのですが、自分一人で細々とやっている気楽さ気軽さがあるというのは大きいです。さらにいうと一杯のお酒やコーヒー、一皿の料理が出ていくらの利益が出るというような分かりやすさも気に入っているところではあります。もともと経済やお金儲けに疎いので、そんなシンプルな商売がやっとこさというのが実際のところではありますね。それにしても、もうちょっとでいいからお客さんに来てもらって、もうちょっとだけ利益が出ると嬉しいんですがね。(笑)
そしてなにより大きい理由は、いつでも好きな音楽を聴いていられることと、来てくださるお客さんといろんな話が出来て、バーチャルながらいろんな世界が窺い知れることも、この仕事をしていて楽しいことです。
ありがたいことに、ミュージシャンははるばるベアーズ・カフェまでやって来てライヴをやってくれるし、なかなか凄い仕事をなさっている人や面白いことをしている人などもお越しくださるし、そんな人たちの話を伺えるだけでも楽しくありがたかったりします。
先日は、若い世代のお坊さん二人(異なった宗派のお坊さんで、本人たちも珍しいと言ってました。)といろんな話が出来ました。それぞれにきちんとした宗教観、世界観を持っていそうだったので、おじさんとしても一安心です。だって、けっこう現在の宗教家って胡散臭いところもあるじゃないですか。単に仕事としてやっているような。(笑)
今夜はまた、企業家として活躍なさっている人たちの話を、横からですが聴くことが出来て、これまた大いに面白かったです。自分にはない部分や価値観、処世の仕方を覗うことが出来るのも面白いものです。
お客さんから御代を頂いて、尚且つ、良い話も聞ける、なんていい商売なんでしょう!冗談はさておき、実際現実の人間対人間の付き合いが楽しいのは事実です。そして昨日も書いたように実体のあるプレゼントなんかももらえたりするしね。(笑)
で、今日の写真は、遅い時間に来てくれる近所でスナックを営むT子ママから頂いた猪汁。これがまたたくさんのダンゴとごぼうが入って、暖まるし、昔ながらの懐かしい味もする、美味しいだご汁シシ肉入りでありました。