今日の出来事

bearsmick2008-09-02

今日は午後から店に出て、チキン・ガンボの仕込をしていました。秋の気配はそこはかとなくあるとはいえ、日中はまだまだ暑いです。グツグツと煮込むガンボの仕込みはもう汗だくになってしまいます。ベアーズ・カフェの厨房には窓もエアコンもないですからね。冗談で「包丁人味平と同じように、隠し味に僕の汗が一滴だけ入ってるから美味しいんだよ。」と言っているんですが、実際にはそのようなことはないので(と思うので。笑)ご安心を。といういことで、みなさん食べに来て下さい。
今夜は、東京からのお客さんでM君の姪御さんカップルがお見えになりました。昼間は球磨川でのラフティングを楽しまれたそうです。良い夏休み/思い出になったようで、こぼれ聞こえてくる会話も楽しく、人吉に住んでいる僕もちょっと嬉しくなりました。

そうそう川と言えば、今日川辺川ダム問題のことについて態度をハッキリさせるといっておられた人吉市長の田中さんが、はっきりと「ダムは白紙撤回」と宣言しました。先日の相良村長に続き、最大受益地である人吉市が、このような決断を表明したことで、来週の県知事の決断がどのようになるか、いよいよ興味深いものになりました。
人吉には温泉や豊かな山や川の自然があって、それが僕がUターンしてきて、もっとも良かったと思うことの一つです。日本一とも言われる清流「川辺川」のおかげで、市の中心部を流れる日本三大急流の一つである球磨川の水質もどうにか保たれているという現実があります。(球磨川上流には市房ダムがあります。)それは川辺川と球磨川の合流地点を見れば一目瞭然です。
市長のコメントのなかに、ダムによる経済効果よりも自然を生かした観光などの将来的な経済効果のほうが大きいと言うのがありましたが、これはもっともな意見であり、さらに水害被害者の洪水時のダムの放水による被害のほうが怖いという意見にも同意を示されていました。
これまでの自民党とゼネコンによる大型公共事業による目先の経済重視の政治から、より将来を見据えた政治への変換の兆しが少し窺えたのは、とても嬉しく思いました。ともあれ、今後どうなっていくのか要注目です。
話は変わりますが、今夜は久しぶりに僕の歌を聴きに来てくれる、とてもありがたい?お客さんがお見えになりました。昨年末から、例の左人差し指の怪我のせいでギターが弾けなくなっていたので、そのお客さんたちもベアーズ・カフェから足が遠ざかっていらしたのかもしれません。
実は、まだまだ指の状態は完全ではないのですが、少しずつリハビリも兼ねてギターを弾いています。という訳で今夜はリクエストにお応えして数曲歌わせてもらいました。僕のたいして上手くもない歌とギターを聴いてくれる人がいるということもまた、本当にありがたいことです。おかげさまで美味しいビールも飲むことが出来ました。(笑)
冒頭の写真は、CONちゃんが最近手に入れたというリッケンバッカーの355の12弦ギター。ちょっと触らせてもらったのですが、とても小振りで弾きやすいギターでした。今度はアンプに繋いで音を出してみたいものです。うーん、大好きなバーズのようなイカシたフォーク・ロックでもやれたら楽しいだろうな。