だめだ、こりゃ。

さて9月に入ったものの、やっぱり店はパッタリです。オマケに雨も降っていて、これじゃお客さんの足も遠のくなと思いつつ、「たけしのTVタックル」を観ていました。今夜のお題は、「官僚の暴走を許すな!」というもので、政治家vs官僚、行政改革に抗う官僚組織といった興味深い内容だったのです。もちろん政治家に渡す書類や法律などを作成するのも官僚な訳ですが、そこには「霞ヶ関文学」(例えば、、一つ、一文字加えるだけで意味が変わって解釈できるというようなことを指すようです)と揶揄される独特の文章があることも初めて知り、愕然としたものでした。
ところが、もっと愕然とするニュースが飛び込んできたのです。もちろん、もうみなさんもご存知でしょうが、突然の福田総理の辞任会見です。多分全てのTVがその瞬間その様子を伝えたことだと思うのですが、その福田総理のコメントに違和感を覚えたのは僕だけではないと思います。
元よりちょっと頼りなさ気で、強いリーダー・シップを感じることが出来なかった福田総理ですが、この時期に来ての突然の辞意表明とそのコメント内容には、ガッカリです。ほぼ言い訳に終始し、仕事を投げ出し周囲だけでなく我が国にも迷惑をかけることについては、お詫びの一言もないのですから。
確かに前任者から続く不祥事などに足を引っ張られたこともあったのは確かですが、仮にも一国の首相となったからには、それなりの覚悟があってしかるべきでしょう。前任者のアベちゃんに続いての任期1年での辞職、これは国際社会において我が国の大きなマイナス要因となることでしょう。
最近の政治家のみなさんは、2世3世の人が多いのですが(なんと全議員の52%にも及ぶそうです)、地盤&鞄をそのまま引き継ぐということは、それだけ既得権益が大きいということに他ならないのではないでしょうか。
ということで、近い将来、解散・総選挙が行われることになると思いますが、ここはひとつ政権交代も見据えて、国民一人一人が参政権という権利を行使するしかないと思います。このところの不景気や物価高、僕ら庶民にとっても他人事ではありません。こんな社会を作ったのも僕ら国民一人一人の責任もあるわけですから。そして2005年の小泉フィーヴァーに浮かれた結果の現在のことも忘れないで欲しいと思います。
それにしてもあの辞任表明会見はなぁ・・・。と思いつつ我がベアーズ・カフェの行く末にも不安を隠せない僕でありました。トホホ・・・。(苦笑)