中村とうようさんの命日

bearsmick2018-07-21

今日は、中村とうようさんの命日だということで、恒例のアナログ聴いて勝手に追悼!しています。
我が国最初のロック批評誌「ニュー・ミュージック・マガジン」の初代編集長として知ったのですが、ロックだけに止まらずブルースやソウルなどの黒人音楽、その後のワールド・ミュージックなどを積極的に紹介して、僕のような当時の若者に影響力を持った人でした。
あえて物議を持たせるような物言いもあったと思いますが、それも音楽にどのような視点を持つか聴くものにも責任があるということを言いたかったからかもしれません。
ということで、聴いているのは、1985年に発表された「大衆音楽の真実」という書籍にリンクするべく編集された2枚組のLP「ザ・ピープルズ・ミュージック」というもの。アメリカをはじめブラジルやキューバ、南米やアフリカ、ヨーロッパやアジアなど世界中の昔のポップスや流行歌が収められています。
このような音楽が現在に繋がっているのも面白いし興味深いものです。我が国からは、豊年斎梅坊主連中「出鱈目」と喜納昌吉の「ハイサイおじさん」(この曲だけステレオ録音)が選ばれています。
ともあれ、音楽を通して世界を見ることを教えてもらったし、世界中にある素晴らしい音楽を知るキッカケを作ってくださったとうようさんには感謝の念が絶えません。