ついに日本のTVにデッドが!

bearsmick2014-11-06

先日11月4日の夜、有料放送WOWOWなのですが、グレイトフル・デッドの名作映画「グレイトフル・デッド・ムーヴィー」が放送されました。
先輩デッド・ヘッズのなべさん曰く「そのうち我が国でもきっとTVでデッドが観れる日が来る。」
というとは、少しは我が国も自由のキャパが広がったということでしょうか?ともかく昔のデッド・ヘッズはそう望んでいたはずです。果たして、今の日本が民主的で自由が広がっているかどうかは、よく分かりませんが、「グレイトフル・デッド。ムーヴィー」がTVで放送されたことは、ある意味歴史的なことだとは思います。(笑)
まだヴィデオも普及していなくて、ロック系の映像自体が珍しかった時代に作られた1974年のデッドのコンサートの様子を捉えたこの作品は、当時の我が国では当然のように見ることは出来ませんでした。1980年代に入ってからか?ぼちぼちヴィデオ機器が普及してきて、何回もダビングを重ねたであろう海賊版のヴィデオ・テープが出回り始め、その中にこの作品もあったのでした。
友人と一緒にしましまだらけのけっして画質が良いとはいえないこの作品を観た僕は、導入部のアニメーション部を観ただけで、デッドのファンで良かったと心底思った次第でした。それから何度このヴィデオを見たことか!(笑)
そのうち我が国でも日本語字幕付きの正規版VHSが発売され、もちろんそれも買ったのでした。そしてDVDの時代になってもっと安価で手に入るようになったし画質も良くなったものももちろん手に入れました。更にその後出たデッドのヴィデオ作品を集めたDVDボックス・セットも頑張って買いました。
というわけで、今ではいつでもこの作品を観ることは出来るのですが、TVで放送されることで、今までそう興味がなかった人の目に触れる機会ができたことは良いことだと思います。単にロック映画としてもよく出来ている作品ですし、デッド・ヘッズという独特なデッドのファンへの影響力、そしてデッドの音楽がサウンド・システムも含めて楽しめますから。



自らデッド好きを公言しているピーター・バラカンさんがナヴィゲートする番組「オフビート&ジャズ」での今回の放送でしたが、ピーターさんの嬉しそうな笑顔も今回の快挙を祝っているかのようでした。