今年最初のDVDは

bearsmick2014-01-09

ジェリー・ガルシア生誕70年を記念して、2012年8月3日カリフォルニア、サン・ラファエルにあるボブ・ウィアのTRIスタジオで行われたライヴの模様を記録したドキュメント作品「ムーヴ・ミー・ブライトリィ」が、自分へのお年玉代りに届きました。
この作品は、ネットでも配信されていたようなんですが、昨年末に発売された国内盤には、字幕スーパーが付いているので、僕のような英語が堪能ではない人にはうってつけです。
そのスタジオ・ライヴには、元グレイトフル・デッドのボブ・ウィアやフィル・レッシュ、フィッシュのマイク・ゴードンも出ているのですが、あとは僕が知らないミュージシャンたちがほとんどです。が、もちろんグレイトフル・デッド/ジェリー・ガルシアに影響を受けた若いミュージシャンたちの演奏は、とても楽しく、そしてデッドの曲って良いなぁ!と思わせてくれます。だってジェリーのようなギターを弾く人がたくさんいるんですよ。(笑)
ジェリー・ガルシア/グレイトフル・デッドに続く、僕のような世代のミュージシャンであるマイク・キャンベル(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)やデヴィッド・イダルゴ(ロス・ロボス)へのインタビューも大変興味深いものでした。ジェリーがロス・ロボスを気に入っていたことは知ってはいましたが、デヴィッド・イダルゴはジェリーから1958年製のストラトキャスターを貰っていたなんて驚きです。
ともあれ、若い世代によるデッドの曲の演奏を聴くと、まだまだ今後も音楽シーンに期待が持てます。そして故ジェリー・ガルシアの遺志を盟友のボブ・ウィアがしっかりと受け継いで、後進のミュージシャンたちに伝えているのも心強いものだと思います。このヴィデオにも音楽を作る/演奏をするにあたっての心構えなどを若いミュージシャンたちにレクチャーする彼の姿が収められています。
ジェリー・ガルシアが他界して早18年経ちました。が、彼が残した音楽的遺産は、ジャム・バンド・シーンや僕のような音楽的人生を送っている人間に今尚大きな影響力を持っています。「ジェリーが神様!」と思っている古金屋さんもいることですしね。(笑)