R.I.P.かしぶち哲郎

bearsmick2013-12-21

はちみつぱい〜ムーンラライダースのドラマーであったかしぶち哲郎さんが亡くなったことは、ネットを通じて知っていたのですが、今日の地方紙「熊本日日新聞」にもその訃報が出ていました。
僕は全く知らなかったのですが、人気映画「釣りバカ日記」の音楽も手掛けていらしたのですね。
個人的には、面識はなかったものの、1972年の上京当時は、よく渋谷の「ジャンジャン」や学園祭のコンサートなどで、はちみつぱいのライヴを観たものです。当時の鈴木慶一さん/はちみつぱいは、けっこうグレイトフル・デッドに影響を受けていたようで、「こうもりの飛ぶ頃」といったけっこうサイケな楽曲を演っていました。チューニングからそのまま曲に入るところなんてカッコ良かったです。
その後、若干のメンバー・チェンジを経て「ムーン・ライダース」に進化したいった訳ですが、残念ながら僕は熱心なファンという訳ではなく次第に離れていきました。それでもちょくちょく耳にしていたのは、彼らが創り出す音楽が、時代の変化に対応していたからでしょう。
そんな中、かしぶち哲郎さんは、1983年に矢野顕子との共同プロデュースでソロ・アルバム「リラのホテル」を発表しています。何故か僕も買ったのですが、ある種スタイリッシュで落ち着いた感じのヴォーカル・アルバムでした。
今夜、そんな昔のことを思い出しながらそのアルバムを聴きました。今年もたくさんのミュージシャンが亡くなっていきました。これからはもっと僕と同世代の人も増えて行くのでしょうが、生き残っている僕は、もっと貪欲に音楽を楽しみたいと思います。
ご冥福をお祈りします。