ソウル・モード

bearsmick2013-12-11

昨日は、オーティス・レディング、そして今日はサム・クックと偉大なソウル・マン二人の命日が続いたので、自ずと気分はソウル・モードに入ったりします。
今夜聴いていたのは、アブコ(元R・ストーンズのマネージャーで悪名高きアラン・クラインのレーベル)から発表されていた「サム・クックのサー・レコーズ・ストーリーズ」というCD2枚組のボックス・セット。もちろんサム・クックがプロデューサーとしても活躍した自身のレーベルの作品を集めた優れものです。
ディスク1には、サウル・スターラーズなどゴスペル作品が収められています。ソウルがゴスペルに負った流れがよく分かる仕組みになっています。
そしてディスク2には、ソウル・シンガーとしてのサム・クックの作品や、ジョニー・テイラーや若き日のビリー・プレストンサム・クック直系とも言えるボビー・ウォーマックのバレンティノスなどの素晴らしいソウルが収められています。
オーティスもそうですが、サム・クックも自分で曲が作れ、歌えそしてプロデュース能力もあった若い才能でした。オーティス26歳、サム33歳とあまりにも若い死fが残念でありません。
もし彼らが長生きしていたらその後の音楽の世界が今とは変わっていたのではないかと思うこともしばしばです。
そんなことを考えながら彼らの音楽に身を委ねていたら、僕も好きなオクラホマのスワンプ・ロッカーであるロジャー・ティルソンが亡くなったとのニュースが届きました。今年は、同じJ.J.ケイルも他界してしまったし、なんとも残念でたまりません。

1970年代初頭には優れたシンガー・ソングライターやミュージシャンたちの優れた作品が発表されたのですが、この「ロジャー・ティルソンズ・アルバム」もその中の一枚です。これまた大好きなギタリスト、ジェシエド・デイヴィスがプロデュースしたこのアルバム、地味ながら男っぽい歌とサウンドが楽しめます。