歴史に学ぶ

bearsmick2013-09-03

僕は、一応大学で歴史を専攻したくらいなので、歴史が好き/興味があるのですが(最近なにかと話題に上る歴女とかとは違うかもしれませんが。笑)、今でも機会があれば歴史についての本とかは読むようにしています。
最近のなにかとキナ臭い世界情勢をみるにつけ、最近読んだ本「歴史を変えた外交交渉」という本の中に書いてあった、第一次世界大戦後のパリ講和会議後の、時のイギリス首相ロイド・ジョージの言葉が身に沁みます。
「戦争にありったけの力を注ぎ込み血が流され破壊され各国が疲弊している場合には、一時的に講和を成立させることは難しくない。その平和な状態はその戦争の悲惨さを体験した世代が生きているあいだは続くだろう。英雄的行為や勝利を描いた絵画に心をかき立てられるのは、戦争の苦しみや恐ろしさを知らない連中だけだ。だから30年程度の講和を成立させるのは比較的やさしい。難しいのは、せんそうがどういうものかを実際に体験している世代がいなくなった時代においても新たな戦争を引き起こすことが無いような平和を構築しておくことだ。」
我が国は直接的な戦争は、もう68年経験していません。現代の政治家を含むほとんどの日本人は戦争を知らない子どもたちだったのですが、今の政府をみているとまた戦争に向かっているように思えるのは僕だけではないように思います。
他人ごとではありません、一人ひとりが自分の頭を使って考えなければならないと思います。