One Life

bearsmick2013-09-01

先日のCD発売記念ライヴも好評だった久保田りゅうじの新作「One Life」のご紹介をしておきたいと思います。ベアーズ・カフェでも販売しているし、ご希望でしたら郵送も承りますから、興味がある人は是非、買ってあげて下さい。
シバギリ・セッション・バンドとは違って、このCDはあくまでも久保田りゅうじのソロ作品なので、バンドとは違ったアレンジが施され楽曲の良さがより分かるような出来になっていると思います。
では、曲順に沿って紹介していきたいと思います。
1曲目は、「朝の光」りゅうじの代表曲の一つともいえるこの曲には、多分本人によるリード・ギターが入っていて、それがそこはかとなく「はっぴいえんど」っぽい感じです。
2曲目「夏の香り」は、りゅうじが最初に作ったという曲だそうで、その風貌からは良い意味で裏切られるポップで爽やかな楽曲に仕上がっています。(笑)ライヴでは後半サンバのリズムになって盛り上がるこの曲ですが、CDでは、ピアニカの音色と軽いレゲエな感じが、なかなかオシャレです。
3曲目「宇宙の名を名を持つキミよ」と4曲目「山登りの歌」は、りゅうじ自身のアコースティック・ギターによる弾き語り感が強い楽曲で、彼の歌詞とギターの腕前が満喫出来ます。
5曲目「若者」には、スワンプ・ウォーカーズのギタリスト、ジローのスライド・ギターが浮遊感とある種のトリッピー感で色を添えています。
6曲目「今からのち」、やっと僕のハーモニカの出番です。(笑)この曲にはいろんな楽器が入っていてバンドっぽいノリもあって豪華な感じがします。
7曲目「力抜いてブルース」ハンドクラップも楽しいノリが良い曲で、ハーモニカも合う曲なんですが、以前ここにも書いたように、レコーディングの時に持っていったハーモニカが壊れていて参加出来なかったのが残念です。(笑)
8曲目「心」、タイトル通りりゅうじの心を表しているかのような静かで美しい曲です
9曲目「アイ・シャル・ビー・リリースト」本作品中、唯一のカヴァー曲でもちろんボブ・ディランの歌ですが、りゅうじ独自の解釈による詩も聴き応え有ります。この曲にも僕のハーモニカが入っています、だってディランですからね。(笑)
10曲目「ハレの日」これもまたライヴで大盛り上がりの曲で、代表曲といっても良いでしょう。ライヴとは違って丁寧に歌っているのが分かります。エンディングもライヴとは違った仕掛けがあります。うん、良い歌です。
クレジットはこの10曲なんですが、実は、もう一曲隠しトラックがあります。それは、「ラスタ」という曲で、タイトル通りレゲエの曲ですが、歌詞がヤバい!ということなのかな?(笑)ピアニカやりゅうじ自身が弾くベースがレゲエの良い感じを醸し出しています。

以上、ざっと紹介してきたのですが、音圧もあってなかなか良いアルバムに仕上がったと思います。一人でも多くの人の耳に届きますように!