楽しみながら学ぶ

bearsmick2013-08-11

今夜は、「やぎたこ」のライヴでした。お盆休みに入ったこともあって、皆さんお忙しいのか、お客さんの入りは良くなかったのですが、ライヴ自体はとても楽しく素晴らしいものでした。
今夜のやぎたこは、アイルランドからの移民がアメリカに持ち込んだ民謡や音楽、フォスターが作ったアメリカ歌謡、南北戦争を経て20世紀に入ってからの音楽、大恐慌時代の歌、カーター・ファミリーからウッディ・ガスリー、ピート・シガーと続くフォーク・ミュージック、そして1960年代の公民権運動とリンクしたジョーン・バエスボブ・ディランに代表されるフォーク・ソングと時代の流れに沿ってのライヴを披露してくれました。
というわけなので、ちょっとお勉強というか研究発表みたいな感じもあったものの、僕のような歴史好きには、メチャ楽しめる内容でした。やぎたこの音楽はストリング・バンドなどの白人音楽が中心なんですが、これに黒人音楽を加味すると現代に続くアメリカン・ポップ・ミュージックの歴史/概要を知ることが出来ると思います。まっ、黒人系の音楽は各自各々でということですね。
15種類の楽器をとっかえひっかえしつつのライヴは、それらを観ているだけでも楽しいものです。それにしても観るたびに彼らの演奏技術が上達していること、楽器がグレイドアップしていることに驚かされてしまいます。
ということで、そのライヴ風景をざーっとアップしてみましょう。









どうです、ざーっと使用楽器ごとに写真を撮ってアップしてみたんですが、様々な組み合わせがあって楽しいでしょ?それにしてもアパラチアン・ダルシマーやオート・ハープ、フレットレス・バンジョーなど、珍しい楽器をたくさん持っているなぁ!?(笑)