R.I.P. J・J・Cale

bearsmick2013-07-28

昨日ここで書いたオサム君とカナちゃんの結婚パーティーの最中に(もっとも全く気が付かなかったのですが)、横浜のたけさんからJ・Jケイルが亡くなったとメールが来ていました。先日のボビー・ブルー・ブランドに続いて僕が好きなシンガー/ミュージシャンがまた一人この世を去っていきました。
来日しなかったこともあって、我が国でのJ・Jケイルの人気、認知度はイマイチ感があるのですが、何故か僕は、まだ訳が分からなかった(笑)10代後半というか20歳直前には、彼のポスターを壁に貼っていたものでした。アイドルのポスターやビートルズやR・ストーンズのポスターならいざ知らず、その音楽同様決して派手さがある訳ではない南部のオッサンのポスターを貼っている男子学生っていったいどうよ!?(笑)
E・クラプトンが影響を受けたのは周知の事実、ソロ・デビュー曲には彼の「アフター・ミッドナイト」をカヴァーしていたし、今世紀に入ってからは二人名義のアルバムも発表したくらいです。クラプトンの代表曲とも言える「コケイン」も実はJ・Jケイルの曲です。
いろんなミュージシャンたちにカヴァーされているJ・Jケイル、確かに良い曲が多いです。そのおかげで僕も大好きになったのですが、決して声を張り上げないヴォーカル・スタイルやゆったりとしてスモーキーで、ある種トリッピーなギター・スタイルも大きな魅力です。そして何よりデビュー時から変わらないそのスタイル、何時聴いても安心できました。もちろんこれは良い意味での変わらなさということです。まっ、一時期リズム・マシーンを使った安っちいサウンドになった時期もあったりするのですが、基本的なところにはブレはなかったと思います。
ツアー・バスにバンド・メンバーと共に乗り込んで、ツアーをしていたJ・Jケイル、我が国に来ることが無く、僕も実際に観ることが出来なかったのが心残りではありますが、これからも彼が残してくれた音楽作品の数々は、僕の愛聴盤になることは間違いないと思います。