ジョン・フォガティ

bearsmick2013-07-10

今年に入って、ベアーズ・カフェの常連さんになってくれたありがたいお客さんに、F君がいます。彼自身もギターを弾く人で、それもサザン・ソウル好きで、歌もののバッキング・ギター/リズム・カッティングが好き&したいという、田舎のギター少年には珍しいタイプです。(笑)
そんな彼が持って来て貸してくれたCDが、ジョン・フォガティのソロ最新作「ソング・フォー・エヴリィワン」という作品で、新曲は2曲だけだけど、CCR時代の自身の曲を中心に、現代のミュージシャンたちを迎えて新たにセッション、録音したものです。
ご存知の通り、ジョン・フォガティは、1960年代後期から70年代初頭にかけてヒットを連発したバンドであるクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイバルのシンガー&ギタリストそしてソングライターだった人で、僕も高校時代大好きなバンドでした。今でも当時のシングルやLPは相当数持っています。
サンフランシスコの近くのバークレー出身の彼らは、南部音楽への憧れを上手くロックに転嫁出来たバンドでした。僕が今でも好きな南部のイナタいR&Rやブルース、R&Bやカントリーといった音楽を上手い具合にミックスして、キャッチーでポップなR&Rとして僕らに届けてくれたものです。
さて、今回の作品もまた音は現代風にちょっとアップグレイドされているものの、その芯になるもの、ソウルといっても良いかもしれませんが(ジョン・フォガティは優れた白人ソウル・シンガーでもあります)、変わりはありません。楽曲の良さもあり、まったく今の耳でも楽しむことが出来ます。
フー・ファイターズやキッド・ロック、マイ・モーニング・ジャケットなど豪華な共演陣を迎えた今作品、ほんとに楽しい作品です。個人的にはジェニファー・ハドソンアラン・トゥーサン、リヴァース・ブラス・バンドを迎えての「プラウド・メアリー」がそのニューオリンズケイジャンのりで最高に楽しく思えました。