R.I.P ボビー・ブランド

bearsmick2013-06-24

ネット上で友人たちが、ボビー“ブルー”ブランドが亡くなったことを書いていたので、そのことを知ったのですが、僕とカミさんも共に好きなブルース&ソウル・シンガーだったので残念感が漂いました。
ということで、今夜は彼の歌でも聴いて追悼しようと思っていたのですが、同じように彼が好きなK子さんが、「Here's The Man!!!」のLPを持参して一緒に追悼すべくやって来てくれました。カミさんといいK子さんといい妙齢のご婦人方に人気があったボビー・ブランド、ミドル・ネームにブルーが入るように、とってもブルージーで男の色気があるシンガーでした。

我が国ではブルースというとギタリストが一番人気で彼のようなスタンダップ・シンガーの人気はイマイチだったかもしれませんが、アメリカのブルース界では押しも押されもしないスターだったのは確かです。1950年代のブルースはもちろん後年マラコに移籍してからのブルーズンソウルな歌もその豊饒感あふれる歌は素晴らしかったです。女性に人気があるのも良く分かります。
僕は1980年代の終わりの頃の来日ステージ(渋谷ライヴ・イン)を観たことがあるのですが、そんなに音楽に詳しくない、そしてそんなに必要としていないかもしれないカミさんが、珍しく風邪で具合が悪いのにもかかわらず、是非行きたいと言ってくれたのが嬉しい思い出として残っています。
という訳で、今夜は彼が残してくれた音楽、歌をたっぷりと聴きました。エリック・クラプトンは「ファーザー・オン・アップ・ロード」、グレイトフル・デッドは「ターン・オン・ヨア・ラヴ・ライト」をカヴァーしていたし、オールマン・ブラザース・バンドの「ストーミー・マンデイ」もTボーン・ウォーカーというよりボビー・ブランドの影響が大きいのではないかと思っています。
ともあれ、またもブルース界の巨星が一つ燃え尽きてしまいましたが、彼が残した音楽は不滅です。感謝の念と共に哀悼の意を表したいと思います。