やぎたこ新作CD

bearsmick2013-04-05

今年の2月23日にベアーズ・カフェにやって来て、素晴らしいライヴ」を披露してくれたやなぎと辻井貴子の男女デュオ「やぎたこ」から新作アルバム「I'll Be home someday」が届きました。そういえばライヴ終了後には、レコーディングが残っていると言って足早に帰って行ったのでした。
来る度に使用楽器の種類も数も増えている「やぎたこ」、アコースティック楽器の美しい音色とそれらを使って奏でられる古き良きアメリカのトラディショナル&フォーク・ソングの素晴らしさを僕らに伝えてくれます。
今回の新譜もそんなアメリカン・ミュージック(カーター・ファミリーやウディ・ガスリーなど)を取り上げているのですが、辻井貴子の伸び伸びとして朗々たる歌声とやなぎによるコーラス(時にはメイン・ヴォーカルも)がすっと耳に入って来てそのまま心に響いて来るかのようです。
曲によっていろんな楽器を使い分けているのはもちろんのことなのですが、ダルシマーオートハープといった珍しい楽器をはじめ、なんともアコースティック楽器の素敵な音色には心打たれます。
日本人の我々が、今現在、このようなアメリカン・トラッド&フォーク・ミュージックにも心惹かれるという事実、文化として音楽が脈々と繋がって行く楽しさと意味を考えさせられたりもします。
そうそう、このアルバムについて、僕が信用している音楽評論家の一人である小尾隆君が彼のブログhttp://obinland.exblog.jp/でも取り上げていました。流石にプロのライターの文章は素晴らしいということも書き添えていたいと思います。良かったら読んでみて下さい。