RONIN

bearsmick2013-03-27

最近、TVで放映された音楽番組をHDに録画していたものをせっせとDVD-Rにコピーして店に持っていっては観ています。今夜も昨夜のサッカーを観るために出していたヴィデオ・プロジェクターをそのままにしていたので、そんなヴィデオを観ていました。そんな中にあったのが、リンダ・ロンシュタットの1977年のライヴで初めて観るライヴでした。
1977年というと、僕の音楽趣味が、それまで好きだった(ウエストコースト系の)ロックから、レゲエやある種のパンクといった、よりロック魂を持ったものに変わって来た頃なので、まともにその時期のリンダとか聴いていなかったのです。
リンダと言えば、彼女のバック・バンドだったバンドがイーグルスとしてデビューして人気を博すなど、ミュージシャンやバンドの登竜門としての働きがあったこも知られています。この1977年時のバンドもギターのワディ・ワクテルを中心としたバンドで、その後「RONIN」としてメジャー・デビューを果たすのですが、どうも1980年という時代が分が悪かったのか、たった1枚だけで終わってしまったようです。
ワディ・ワクテルはその後、キース・リチャーズのバンド「エクスペンティヴ・ワイノウズ」のギタリストとして、僕の前に現れたのですが、時代に翻弄されたミュージシャンという印象はぬぐえませんでした。もっともその時代、我が国にも同じような境遇のミュージシャンやバンドは数多くいたのかもしれません。(例えば、遅れて来たザ・バンドともいえそうな日倉士歳朗がいたボブズ・フィッシュ・マーケットなど)
そんなミュージシャンたちの作品も現在の耳で聴くことで、それなりの評価も出来るのかもしれません。また色々と聴き直してみるのも面白いと思う今日この頃です。