命日だから

bearsmick2013-01-28

今日は、僕にとっても少なからず縁があった、そして影響も受けた我が国の二人のミュージシャンの命日でした。ということで、店で彼らが残した作品をCDやDVDで楽しみながら聴き直し、観直しました。
JAGATARAの江戸アケミは、僕の大学時代のクラスメイトで学生バンドの頃はよく練習スタジオに遊びに行っていたものでした。当時流行っていたダンス・パーティー(まだライヴハウスが無かった時代ですから、バンドの発表の場として、宴会場を借りてパーティー形式でやる訳です)にも一緒に出たこともありました。
そんな彼がずーっとバンド活動を続けていて、東京のライヴ・シーンで存在感を示してきた1980年代は、僕にとっても思い出深い意義がある時代でしたが、メジャー・デビューを果たした後、数年後に他界したことは残念でした。それでも彼が残したものは決して忘れ去られるものではないし、今でも脈々と心あるミュージシャンたちに受け続けられていると思います。

どんともローザ・ルクセンブルグボ・ガンボスといったバンド活動の後、ソロとして活動をしていたのですが、残念ながら他界してしまいました。ニューオリンズ音楽など黒人音楽のエッセンスを上手く取り入れたポップなロックと派手なパフォーマンスで女の子にも絶大な影響力を持ったボ・ガンボス時代、僕は青山でサル・パラダイスという店をやっていて、そのクラブのりの中でシンクロしていたものでした。実際どんととKYONと一緒にニューオリンズのりのイベントもやっていたものです。
二人ともに単なるロックンロール・シンガー/ミュージシャンという以上に、音楽を通してその生き方や思想を伝えていこうとした意思を感じさせてくれたものです。うちの娘が思春期の不安定な時期に、どんとの歌を聴いて救われたと言っていたのも良い思い出です。もちろん、どんとと娘は同じ時代に生きた訳ではないのですが、そんな時代を超越することこそホンモノの歌の力を感じることが出来ます。
もし二人の歌を聴いたことが無く、興味を持たれた人は、是非、ベアーズ・カフェにお越し下さい。一緒に楽しみましょう。単なる宣伝みたいになってしまいますが、そこにきっとナニカを感じることが出来ることだと思います。
今日、僕の同級生それも幼稚園から大学までずーっと同窓だったMちゃんが亡くなったと連絡がありました。僕らの歳になると死もまた身近な問題になってきます。確かに悲しく淋しいことですが、生きている時に出来ることすべきことを考える機会にしたいと思ます。