ワン・モア・ショット

bearsmick2012-12-17

総選挙の結果にはガッカリの僕ですが、今後の行く末を見定め、しっかりチェックしていかなければと思いを強くしているところです。結果は結果ですが、それでも古い体制から少しずつ新しい流れも息づいて来ているのも確かですから。
そんな今日は、日曜日にTVで生中継されたローリング・ストーンズの結成50周年記念コンサート、アメリカのニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで行われた「ワン・モア・ショット」を録画していたものを観ました。
いやぁ、すごいものですローリング・ストーンズ、これこそ老いてますます盛んといえるライヴで魅せてくれました。なんといってもミック・ジャガーが69歳、キース・リチャーズが68歳、チャーリー・ワッツが71歳、ロン・ウッド65歳の世界最高のロックンロール・バンドですから。

もちろんヒット曲、有名曲満載のステージで、ゲストも多彩でレディ・ガガ(元気いっぱい!)との「ギミー・シェルター」、ジョン・メイヤーとゲイリー・クラーク・ジュニアを迎えてのブルース・ナンバー「ゴーイン・ダウン」(ドン・ニックスの作品)、ブラック・キーズとのセッション「フー・ドゥー・ユー・ラヴ」、1969年から70年代中期までの個人的には一番好きな時期のストーンズのギタリストであったミック・テイラーをフィーチャーしての「ミッドナイト・ランブラー」、そしてブルース・スプリングスティーンが登場しての「ダイスをころがせ」と大判振る舞いなステージングで楽しませてくれました。ストーンズのメンバーがその年齢からするとみんな若々しく見えるのに、かつては美少年だったミック・テイラーが太っていて年老いて見えたのがちょっと残念ではありましたが。(笑)
それにしてもキースの省エネ・ギターは素晴らしいです。(笑)僕が思う最高のロックンロール・ギタリストの一人であることを実感しました。メンバー4人のほかのサポート・ミュージシャンたちもこのところ何十年も一緒に活動しているダリル・ジョーンズ(B)、チャック・リーヴェル(Key)、リサ・フィッシャー、バーナード・ファーラー(B.V)などで、きっちりとバンド・サウンドを作り上げています。
50年もキャリアを積み上げてライヴを演るとなると、どうしても代表曲だけでも長時間になるしナツメロ・ライヴに陥りそうなものですが、そうはならず生々しくライヴ感あふれるステージングを演れるところがさすがというところです。
世界最高のロックンロール・バンドの存在感を持って、まだまだロックな姿勢を見せて僕たちを楽しませてもらいたいものです。僕もロックのソウルを失くさないよう生きていく覚悟ですから。