繋がる

bearsmick2012-08-16

お盆休みも過ぎて、人吉の街もすっかりいつもの様相に帰ったようです。帰省して来る家族や親戚の為に用意する品々の買い出しで賑わっていたお店も今日は閑散としていました。もちろん僕は店で使うものを買いに行ったのですが。
自分で買った本(珍しく新刊や古本をたくさん買っていたのです)を読みつくしてしまった僕は、最近また図書館通いをしているのですが、ほぼ3カ月ぶりの図書館には、お気に入りの作家の新作がけっこう揃っていたので、喜んで借りて来て2,3日に一冊のペースで順調にに読んでいます。
で、最近の読書で面白いと思ったことに、別々の作家の作品なのに、内容やディテーィールに関連性があることが多いことがあります。もちろん単なる偶然ではあるのでしょうが、なんとなく自分が本に選ばれているような、そんな気もします。もっとも読んでいるのは人気作家のエンターテイメント性が高い小説なんですが。(笑)
もうシリーズ10冊目になる石田衣良の「池袋ウエスト・ゲイト・パーク ? PRIDE」では、主人公のマコトとキングのタカシに、今までとちょっと違った女性がらみの進展があって、レイプというショッキングな事件にも拘らず、心和む結末でした。そして次に読んだ桐野夏生「緑の毒」では、医者(開業医)のレイプ事件と続いて、いやはやと思っていたのですが、次に読み始めた小路幸也荻窪シェアハウス小助川」は、元医院がシェアハウスに生まれ変わっての物語のようです。(まだ読み始めたばかりなのですが)
この3冊だけでも、まるでしり取りのように繋がっているのですが、このところそんな感じの小説に巡り合うことが多い気がするのです。これまた読書好きの楽しみですが。
まだまだ暑い日が続いて、読書の秋には早いのですが、読書していると集中して暑さを忘れる気がするのは思いすごしでしょうかね?(笑)
ともあれ、なんらかの同時性(シンクロニシティ)や関連性のある繋がる世界があることは間違いないことだと思います。