7月の終わりにボニー・レイット

bearsmick2012-07-31

雨ばかり降るなぁ・・・と思っていた梅雨も明けたら、クソ暑い真夏日が続く今日この頃、気づけば今日で7月も終わりです。ということは明日からは8月、1日の誕生日から9日の命日までの期間を「ジェリーズ・ウィーク」といって僕らデッド好きやデッド・ヘッズは、普段以上にジェリー・ガルシアやグレイトフル・デッドに愛を捧げたりします。(笑)
とはいうもののロンドン・オリンピックもまだまだこれから盛り上がっていくだろうし、今年は、この二つをウンと楽しみながら真夏の暑さに対抗していこうと思っています。
前から気になっていたボニー・レイットの新譜「スリップストリーム」が、今日届きました。スライド・ギターを弾き歌う女性ミュージシャンのボニー、彼女のデビュー時からのファンなんですが(1977年か78年だったかの久保講堂での初来日公演も観ました)、今回のアルバムもなかなか良い出来で、一発で気に入りました。ブルースやR&R、シンガー・ソングライター系のフォーキーさなどルーツに根ざした彼女の音楽性は、しっかり彼女のスタイルとして確立されています。もう結構な歳だと思うのですが、ファンキーなノリも素晴らしく、そしてしっとりと歌い上げるバラードも流石です。
今回は、ドラムにリッキー・ファター(ex.ビーチボーイズ)、キーボードにマイク・フィニガンといった懐かしいミュージシャンを揃えた自身のバンドに加え、ジョー・ヘンリーのプロデュース/そのバンドによる曲も入っています。
彼女のセカンド・アルバム「ギヴ・イット・アップ」は、アナログ時代有数の音の良さを誇っていたものでしたが、このアルバムの音質も良いです。うん、聴いていて気持ちが良くなる音です。
元来、女性シンガーがそう得意ではない僕ですが、このところスーザン・テデスキやこのボニーレイットといった自らギターを弾き歌うミュージシャンに惹かれています。そういえば、先日ベアーズ・カフェでライヴを演ってくれた吉村瞳さんもそんなミュージシャンでした。これからは男女機会均等法的な聴き方が増えてきそうな、そんな気がします。(笑)