絵描き小僧展/大仏しのぎ

bearsmick2012-07-27

先日東京へ行った時、娘の住むマンションに泊まらせてもらっていて、ちょうど仕事もなかった娘が、その間僕に付き合ってくれました。イベント、ライヴも無事終了した後の一日は全くのオフで娘と終日デートしました。もう良い大人の娘が父親に付き合ってくれるのは、一般的にいってもありがたいことなんでしょうが、こんなに同じ時間と空間を共有したのは娘がまだ幼い子供のころ以来だったと思います。(笑)
そんなオフの日、初台の東京オペラシティのアート・ギャラリーというところで行われていた北野武(ビート・タケシ)「絵描き小僧展」へ行って来ました。
この展覧会は、カルティエ現代美術財団によって2010年にパリで行われたものの凱旋展ということでしたが、そのポップでしゃれっ気がある作品はとても楽しく面白いものでした。本人の言葉にもあるように、「アートって特別なものではなく、型にはまらず、気取らず、みんながすっと入っていきやすい、気軽なものであるべき」ものとして提示されていました。
そしてその中に商品として消費されるべき作品として屋台で売られていたのが「大仏しのぎ」というお菓子で、これもまたパリでの展覧会でも売られていたものだそうです。このお菓子は、大きな人形焼きといった風情のものなんですが、大仏というよりモアイ像のような表情も可笑しく(お菓子だけにね!笑)、なかなかに美味しかったです。

中身は餡子とクリームの2種類あって、一個¥250とちょっとお高い気もしますが、これあくまでもアート作品ですから・・・。(笑)
この「絵描き小僧展」は、9月2日までやっているそうです。東京にいらっしゃる方、時間があったら行ってみるのも一興だと思います。