ナイスなお客さん

bearsmick2012-07-11

よくもまぁ、雨が降ります。こんな雨の夜は出歩きたくないですよね。
という訳でいつものように閑な夜でしたが、ガンボの仕込みをしたりTVでサッカーの試合(日本男子五輪代表は大丈夫か?)を観たりしていたのですが、夜も遅い時間、もうそろそろ閉店という時間になって一人のお客さんがやって来ました。
最近、運転合宿で人吉球磨地方にいらっしゃる人が多いみたいで、その中には少ないでしょうが音楽好きな人もいらっしゃるようで、ベアーズ・カフェにもお見えになる人もいらっしゃいます。でもそのほとんどが、もう数日で卒業、家へ帰ると言う人で、みなさん口を揃えて「もっと早くこの店を知っていればよかった。」とおっしゃいます。
という訳で今夜の長崎からお見えのF君もその一人、まだ30代半ばなのに、音楽の趣味が僕と近く、おまけに世界各国を旅してきた人だそうです。ベアーズ・カフェのダンシング・ベアーの看板を見て入ってきたF君、もちろんグレイトフル・デッドを知っていて、いきなり「トラッキン」のリクエストです。最初はちょっとうるさい面倒な人かな?と思ったのも事実ですが(笑)、話すうちになかなか音楽好きのナイス・ガイだということが分かって来て、一緒に飲みながら音楽を聴き、語り合うという楽しい時間を過ごしました。
デッドから始まって、リトル・フィートレイナード・スキナード、めんたんぴんなどを聴いていたらなんと4時をはるかに過ぎていました。いやぁ、久しぶりです、こんなこと。以前は結構あったのに・・・、と懐かしんだりして。(笑)
そのF君もやっぱり東京に住んでいたことがあるそうで、ベーシストとしてバンド活動もしていたそうですが、パンク・バンドと共にサザン・ロック系のバンドでライヴ・ハウスにも出ていたそうです。パンク・バンドは短い曲が多いですが、F君たちは30分で2曲というライヴだったそうで、けっこう笑えます。ぼくも一曲が長いバンド好きですから。
リトル・フィートの曲で二人とも好きな「ウィリン」を1枚目、2枚目のLPで聴きました。この曲は先日紹介した吉村瞳さんもそのアルバムでカヴァーしている名曲です。
 
1枚目のギターは客演のライ・クーダーが弾いていてアーシーなアコースティックな感じ、2枚目はメンバーも固まってのバンド・サウンドで、もちろんローエル・ジョージのスライド・ギターが堪能出来ます。
さて、15日のベアーズ・カフェでの吉村瞳さん、この曲演ってくれるか、楽しみです。