ギブソン

bearsmick2012-06-07

このブログで「ギブソン」といえば、ギターを指すことが多いと思うのですが、ちょっと待って下さい、僕の職業を考えてみて下さい。そうです、僕は生涯一バーテンダー、今回のギブソンは、カクテルの名前です。(笑)
ベアーズ・カフェの常連さんで、来店最初の一杯目にはマティーニをオーダーして下さるオシャレで渋いMさん(えらく褒めているなぁ!笑)という方がいらっしゃいます。今夜もそのオーダーから始まったのですが、それに使うスタッフド・オリーヴが少なくなっていたので、代わりにカクテル・オニオンを使う「ギブソン」というカクテルをご存知ですか?と尋ねてみたのです。するとMさんはご存じなかったので、マティーニとの違いを知ってもらいたく、次のお代わりにギブソンを作らせてもらいました。
実は、マティーニンとギブソンのレシピ(ドライ・ジンをベースにそこにドライ・ベルモットを加えます。そしてその比率の違いによってドライなものから柔らかいものまでの味を演出するのですが、強いカクテルであることは間違いありません。)はほぼ同じで、先述のようにスタッフド・オリーヴを入れるかカクテル・オニオンを入れるかの違いなんですが、僕はマティーニはステアーでギブソンはシェイクして作っています。そうすることでより味わいに違いが出るからです。
果たしてMさんの口に合ったでしょうか?次回のご来店時にどちらのカクテルがオーダーされるのか楽しみです。
そうそう、お客さんの中にOO7ジェイムス・ボンドのファンの若者がいて、彼は来店の度に、ジェイムス・ボンドよろしく「ウォッカマティーニをシェイクで」とのオーダーをしてくれます。今度はカクテル・オニオンを入れて「はい、ウォッカギブソン」と言って出してみようかな。
よく冷えた強いショート・カクテルをグイっと飲むのもカッコ良いと思います。