サル・パラ気分

bearsmick2012-05-29

さて一週間のブランクを経てのベアーズ・カフェの営業です。開店と同時にご来店のお客さん、あれ、誰だっけ?と思っていると「誰だか分りますか?」とのこと。悪いけど思い当たりません、べっぴんさんだったら覚えている可能性大なんですが、おっさんだから・・・ね。(笑)
で、話してみると、1980年代後期から1992年まで6〜7年青山で僕がやっていた店「サル・パラダイス」で金曜・土曜日の深夜に行っていたクラブ(DJが入っての)営業時の常連さんだった人T君でした。当時はまだ二十歳そこそこの若者だったそうですが、あれから20数年経った現在は、お互い歳をとったもので、そりゃ変ってしまっているのも当然です。(笑)
嬉しくもありがたいことに、今でもDJやバンド活動もやっているという彼とその仲間にとって、「サル・パラ」は青春の1ページというだけでなく、音楽的にもかなりの影響を与えたそうで、今でも話題に上ることもあるそうです。確かに当時の「サル・パラ」はDJのみなさんの力も大きいのは当然として、気取ったドレス・コードもなく決まった音楽の縛りもなく、自由で楽しい空間だったと我ながら思います。
そして偶然か必然か、来る7月5日(木)に六本木の「新世界」という場所で、「リターン・トゥ・サル・パラダイス」というイベントが行われます。当時のサル・パラの人気DJでもあった松竹谷清トマトス)、そしてその流れを今に伝えるカセット・コンロスのライヴとともに、不肖私目もなんちゃってDJとして参加します。
サル・パラが他のクラブと違っていた一番大きなところは、局の繋ぎよりもいかに良い曲を聴かせることが出来るかに重点を置いていたDJが多かったところで、僕もそれなりの覚悟で臨みたいと思っています。というか最近まったくDJをやっていない僕は、テクニックもないから、鈍臭くもマッタリと曲をかけるしか出来そうもありませんが。(笑)
ということで、今夜は、昔のサル・パラ話で盛り上がりました。7月5日、時間とお小遣いに余裕がある人は、是非「新世界」へお越し下さい。その「新世界」のHPにある紹介文を貼り付けて置こうと思います。

★リターン・トゥ・サルパラダイス「松竹谷 清×カセットコンロス featuring 吉村実幸(DJ)」
80年代後半、青山にあった伝説の音楽系カフェバー「サルパラダイス」。
多くのミュージシャン、音楽関係者が顧客、DJとして出入りしていた東京ダウンビートの聖地。
そんな「サルパラダイス」の創始者、吉村実幸氏が熊本「ベアーズカフェ」より“サルパラ完全復活”の為に駆けつける!
出演は、コチラも札幌よりこの日に合わせ駆けつける、サルパラ・ハウスDJもつとめていた東京ダウンビートの先駆者、松竹谷清
東京サイドは、松竹谷のDNAを受け継ぐワダ・マコト率いるカセットコンロス
サルパラで生まれた東京ダウンビートを堪能出来る完璧な布陣整う!
コレを“完全復活”と言わずして何を言う!!
松竹谷 清/プロフィール
1957年、北海道・札幌市生まれ。80年代から90年代初頭に掛けて”TOMATOS”のリーダーとして活躍。メンバーには、じゃがたらNABE CHANG(Bass)、EBBY(Guitar)やミュート・ビート松永孝義(Bass)、今井秀行(Drums)らが在籍。TOMATOSは、80年代にじゃがたらミュート・ビートS-KENと共にTokyo Soy Souceというライブ・イベントを企画。シリーズ化し、それまでの日本のロックとはまた違った新たな音楽シーンを作った。彼らの活動がベースにあった上で、後にリトルテンポやフィッシュマンズが生まれたといっても過言ではない。その天真爛漫な唄声と、ブラック・ミュージックの粋なエッセンスを凝縮した絶妙なギター・プレイはキャリアと共により味わい深さを増している。
カセットコンロス/プロフィール
2000年ごろ結成。マイペースにライブ活動にいそしむ日本随一のカリプソ・バンド、カセットコンロス。5年ぶり、4枚目のアルバム『Calypso A Go-Go』を2011年リリース。カリプソなどのカリビアン・ミュージックをベースに、ソウル、ファンク、ラテン、アフロなどなど、濃い味に煮詰めたブイヤベースのごときグルーヴと、ユル味な歌の絶妙なコンビネーションをどうぞ、お楽しみください。
吉村実幸(DJ)/プロフィール
80年代霞町「クーリーズクリーク」を皮切りに青山「サルパラダイス」自由が丘「マルディグラ」と東京の音楽シーンに並走したコアなカフェレストランを運営。空前の超絶音楽マニアとしても夙に著名。
現在は熊本県人吉で「ベアーズカフェ」を営む。
今回のイベントの主人公とも言える人物。
当日はDJの合間に珠玉のカクテルも作る???
詳細は、「新世界」のHPでお確かめ下さい。そして良かったら予約して下さい。当時を知っている人も知らない人も一緒に盛り上がりましょう!