ブルース&ソウル・レコーズ

bearsmick2012-03-30

定期購読している音楽雑誌「ブルース&ソウル・レコーズ」の最新号の特集は、「おんなのソウル」ということで「愛のよろこび、別れのつらさ、三角関係から怨念まで」と、まるでTVのワイドショーか芸能女性週刊誌のような文句が踊っています。(笑)とはいえ、れっきとした音楽雑誌なので、レディ・ソウルの名曲が取り上げられていて、付録のCDともども楽しんでいます。
最近流行りのR&Bには疎い僕ですが、先日も書いたように1960年代から70年代にかけてのソウルは好きなので、それなりに女性シンガーも聴いてきました。もっともソウルに限らずロック畑でも女性シンガーはあまり得意ではなかったので、その聴き方には偏りがあるのは仕方がないことなんですがね。
そんな特集の「ブルース&ソウル・レコーズ」誌の中に、昨年12月4日に亡くなったブルース・ギタリスト、ヒューバート・サムリンと同じく昨年11月30日(なんと僕の誕生日!)に亡くなったソウル・シンガー、J・ブラックフットの追悼記事が出ていました。
実はこの二人は、1980年代に入って、それまで聴いてきたロックやレゲエから興味がアフリカやカリブの音楽に移って来た頃、それらを通過して、またアメリカの黒人音楽、特にニューオリンズをはじめ南部の音楽に回帰してきた時に巡り合ったミュージシャンなのでした。
1983年に発表されたJ・ブラックフットの「シティ・スリッカー」は名曲「タクシー」が収録されているアルバム。そしてなによりジャケットが渋谷の駅前をアレンジしたものだったのが親近感を持たせてくれたものでした。(笑)
1986年の「ヒューバート・サムリンズ・ブルース・パーティー」はブラックトップから発表されたアルバムで、ロニー・アールやロン・レヴィといった白人ミュージシャンのサポートを受けて作られた作品、ハウリン・ウルフの右腕として活躍してきたヒューバートの幅広いギタリストとしての腕が堪能出来ます。
昨日から写真をアップしようとしているのですが、何故だか出来ません。写真がないとこのブログの魅力も半減するのですが、申し訳ないです。この作品に興味を持った人は密林などでチェックしてみて下さい。僕はLPで持っているのですが、きっとCDも出ていると思いますから。