モータウン・ゴールド

bearsmick2012-01-20

ブルースやR&Bやソウル、ファンクなどは好きなんですが、コンテンポラリーなR&Bやヒップホップにはちょっと付いていけない熟年音楽ファンの僕です。(笑)そして古いソウルもノーザンより先日もここで取り上げたフェイム・ストーリーのような南部で作られたサザン・ソウルが好みです。
とはいうものの、僕が毎週のラジオのヒット・チャートをチェックしてノートに付けていた中学生時代の1960年代中後期は、洋楽と邦楽のジャンル分けしかなくて、洋楽のチャートにはビートルズをはじめとするロックや台頭してきたニュー・ロックといわれたものやポップスに混じってモータウンやスタックスのソウルも入っていました。そんな訳で一応のヒット曲は自然に耳にしていた訳です。
シュープリームスやジャクソン5、スティーヴィー・ワンダーなどは、田舎のヒット・チャートにも入っていた記憶があります。ですが、当時の僕もサム&デイヴやオーティス・レディングのほうが好みだったものでした。
その後いろんな音楽に接するようになって、モータウンサウンドのポップさや革新さも再認識したのですが、それには欧米の音楽やレゲエにおけるその影響力の大きさを思い知ったからかもしれません。
という訳で少しのアナログ・レコードやCDしか僕は持っていなかったのですが、最近「モータウン・ゴールド・フロム・エドサリヴァン・ショー」というDVDが発売されている事を知って、つい密林にポチっとしたのでした。だって¥1600くらいなんですもの安いよね。
1964年から71年に亘るこのTV番組から編集されたこの2枚組DVD(2時間20分)には、当時のモータウンの人気ミュージシャンが大挙出演しています。それぞれの個性が当時のファッションとともに楽しめて素晴らしいです。そしてやっぱり思ったことは、よく出来たポップな曲とともにみんな歌が上手いなぁ!ということです。そして振りも決まっているしね。ジャクソン5(マイケルはさすがです)やテンプテーションズのカッコ良さっていったら!テンプテーションズはきちんと聴き直そうと思いました。
グラディス・ナイトの黒いソウルを始め、ポップなモータウンサウンドの核にもアフロ・アメリカンのソウルがしっかりとあります。当たり前といえば当たり前のことなんですが。
ローリング・ストーンズやCCR,グレイトフル・デッドなどもモータン・ヒットのカヴァー曲をやっています。やっぱり避けては通れません、モータウン。こうやって当時の動く姿をお手軽に観れることに、一層の興味をかきたてられました。
PS.「ウィリー&ハンド・ジャイヴ」で有名なジョニー・オーティスが亡くなったそうです。日を改めて書こうと思います。R.I.P.