ピアノ

bearsmick2012-01-18

僕はピアノはまったく弾けませんが、ピアノが主体の音楽は結構好きです。もっともクラシック音楽には不案内で、もっぱらブルース〜ジャズ、R&Rなんですが。
最近、家のHDDに録画しておいたものの整理で、音楽モノと映画を中心に残すべきものをDVD-RやBD-Rにコピーするという作業をしているのですが、その中にエルトン・ジョンレオン・ラッセルやビリー・ジョーエルといったピアニスト&シンガーのライヴものがありました。で、もちろん見直したわけですが、それぞれに大物なのでその演奏やライヴの様子も豪華でした。ピアノってちょっと豪華な感じは元々しますよね、それこそ子供の頃のピアノの印象は、「深窓の令嬢が弾く楽器」だとか「お金持ちの家にしかない楽器」という感じだったので、いまだそんな印象が大きいのでしょうか?(笑)
そんな中で、特に僕が好きなピアノ音楽といえば、ニューオリンズのもの。特にニューオリンズのR&Bやファンクは、ピアノの存在感が大きくて、その始まりというか伝統に位置するのが、プロフェッサー・ロングヘアーです。その後に続くアラン・トゥーサンドクター・ジョンにも大きな影響を与えたピアノ・ジャイアントで、そのシンコペーションが効いたコロコロ転がるピアノ・プレーは、ほんとファンキーでご機嫌です。我が国にも元ボ・ガンボスのKYONをはじめ、その影響下にあるピアニストは何人かはいるはずです。
今日紹介する作品は、1980年に発表されたフェス(プロフェッサー・ロングヘアーの愛称)の遺作となったアルバム「クロウフィッシュ・フェスタ」、ドクター・ジョンも参加したこのアルバムは、ポップで明るいニューオリンズ音楽の魅力をいっぱいに湛えています。そしてこのアルバムのジャケットに写ったフェスの姿を基に版画にした遠藤聡明画伯の作品がベアーズ・カフェの壁に飾ってあります。
クラシックが好きな人には、同じくニューオリンズ・ピアノの偉人(奇人変人でもあったそうですが。笑)ジェイムス・ブッカーもお薦めです。