アナログ気分、LPでもどう?

bearsmick2011-10-25

はい、相変わらずアナログ&アナクロな生活を送っています。今夜は、音楽仲間のナテっちが来てくれたので、一緒にLPで僕がまだ若者だった頃に好きだった音楽を聴きました。
ナテっちの持ち歌に、尾城君が詩を書いた「球磨川鉄道に乗って」というのがあるんですが、この歌は有名なジミー・ロジャース(カントリー・シンガーの方ね、ブルース・マンにもいますが)の「ウェイティング・フォー・ザ・トレイン」に新たに歌詞を付けたものです。ジミー・ロジャースというとヨーデルでも有名な歌手、もちろんこの「球磨川鉄道に乗って」でもヨーデルははずせない要素になっていて、みんなでヨロレ〜イヒ〜、ヨロレ〜イヒ〜、ヨロレ〜イ〜と合唱しています。(笑)
で、今夜の最初の一枚は、その歌も収められているボズ・スキャッグス1969年の作品。後年AORシンガーとして大ブレイクを果たすボズですが、スティーヴ・ミラー・バンド脱退後のこのソロ・アルバムでは、マッスルショールズに赴いてのアーシーな南部風味の音楽を作り出しています。ギターにデュエイン・オールマンが全面的に参加していることでも話題になったものでした。カントリー曲の「ウェイティング・フォー・ザ・トレイン」に続く12分にも及ぶブルース曲「ローン・ミー・ア・ダイム」(フェントン・ロビンソンの曲だと思うのですが、ボズ名義になっていたので、これもまた物議をかもし出したものでした。)では、彼らのギター・プレーがたっぷり堪能できます。
ナテっちはこのアルバムを聴いた事がなかったそうで、どうしてもシルク・ディグリーズ以降のお洒落なAORシンガーとしてのボズしか知らなかったそうです。時代という要素があるものの、根っこにあるのはブルースやソウルといったルーツ・ミュージックということはよく分かります。
そんな訳で、次々とLPを聴き続けました。ちょっと書き出すと、グレグ・オールマンのソロ、マナサス、CSN&Y、ロギンス&メッシーナサンタナなど。当時の僕はアメリカのウエストコーストや南部のロックが好きだったのですが、アメリカ南部のルーツに根ざしたものにラテン風味が加わったものには一層惹かれたものでした。今夜これらを聴きなおして今更ながら再確認した次第です。
音楽に興味がある人、是非、一緒に聴きましょう!そして美味しいお酒も頂こうではありませんか!