オーディション

地デジ化とともに衛星放送もぐっとチャンネルが増え、その気になれば一日中TVを観ていられるくらいたくさんの番組が放送されています。日本国内だけでその番組を制作するのはお金もかかるし大変なので?相変わらずの人気の韓国のドラマやアメリカやイギリスなどの番組を買ってきての放送も多々あるようです。観る側からすると何処の何であれ面白ければ良いので、番組がたくさんあって選べるのは良いことだと思います。もちろんその選択肢には、観ないということも含まれます。
僕はけっこうTV好きなので、毎日何らかの番組を観ます。サッカーや音楽、映画といった番組が多いのですが、たまたま観た「アメリカン・アイドル」というオーディション番組には、さすがエンターテイメントの国アメリカだと思わされました。だって出場者のレベルがメチャ高いんですもの。ヘタながら歌っている僕なんかさっさと穴を見つけて身を隠したいほどです。(笑)
もっとも僕は、自分なりの表現を大好きな音楽/ロックという場で行っているだけなので、音楽で身を立てようなんて大それた事を思った事は今まで一回もありません。まっ、そんなところが甘いのかも知れませんが、僕が考えるロックの良さはヘタでもそれなりに表現出来る音楽だということ、技術的な上手さがより評価されるクラシックやジャズ、ポップスといったものと比べると垣根が低いように思います。もちろん上手いことにこしたことはないのは当たり前ですが、あくまでも表現の為の技術が大事だという事ですね。(笑)
そんな訳なのでオーディションやコンテストの類には端から縁がない音楽生活を送ってきたのですが、真剣に自分の才能で勝負しようとしている姿には、そんな僕でも感じるところはあります。でも世に出る取っ掛かりにはなるのは確かでも何を表現するかの方が大事だとは思います。だって結果が測定できるようなスポーツの世界とは違うのですから。いくら売れたからといってもそれが良い音楽、素晴らしいものとは限らないでしょ。
とは言うものの、自分が信じるものに対して努力する事は人生にとって大きなことなのは確かです。実は娘も、音楽の世界ではないもののそんな世界で現在頑張っています。実際に応援できることはあまりないのですが、親として少しでも上手くいくように祈っています。