ブルース・ハープ

bearsmick2011-10-04

昨日も書いたように、来週の金曜日、阿蘇で行われる「あそびのくに」に、久保田りゅうじ君のシバギリ・セッション・バンドのハーピストとして参加することになったので、彼の曲のキーに合わせるべく新しいハーモニカを調達することにしました。だって彼の曲って、FやBとかA♭といった僕が普段使わないキー多いですから。(笑)
ご存知の方も多いでしょうが、僕が使っているようなブルース・ベースのハーモニカは10ホールといって10個の穴しかありません。ということは、出せる音階がそれだけ少ないということなので、それぞれにキーが決まっているという訳です。そんな訳なのでそれぞれキーにあったハーモニカが必要になる訳で、これはプレーヤーにとっては必要経費という訳ですね。もっとも他の楽器と比べるとお値段は安いのは確かですが。それでも何本ものハーモニカを揃えないといけないので、貧乏な僕にとっては結構な出費になるのは確かです。(笑)
僕はちゃんとハーモニカを学んだこともなく、ただ自分勝手に吹いて覚えたわけですが、そもそも高校生の時分、ボブ・ディラン遠藤賢司に憧れてハーモニカとホルダー、そしてギターを手に取ったものでした。
とはいえ、どうやったらブルージーな音が出るかも分からないまま演奏したりレコードを聴いたりしていたのですが(当時は今みたいに教則本やヴィデオとかなかったですからね。もっとも回りにハーモニカを演る人もいなかったから自分勝手にやっても良かったという側面もありますが。笑)、当時からこりゃ、カッコ良いなぁ!と思っていたミュージシャンにポール・バターフィールドがいます。レコード・ジャケットで見る彼の姿のオールバックな髪型もその後の僕に影響を与えてくれたものです。(笑)
ギターにマイク・ブルームフィールドやエルヴィン・ビショップを起用していた初期のシカゴ・ブルースなポール・バターフィールド・ブルース・バンドやホーン・セクションを導入してソウル&ファンクに接近した後期も良いですが、1970年代に入ってからのウッドストックに拠点を移したベター・デイズも大好きです。なんだ、結局単なるファンじゃない!?(笑)
ともあれ、僕にブルース・ハープの面白さやカッコ良さを教えてくれたミュージシャンの1人であることは間違いのないところで、取り立てて上手くもないハーピストとしての僕にも、人前で演奏する楽しさを導いてくれたということですね。
そのポール・バターフィールドは残念ながら亡くなってしまいましたが、今でも彼が残してくれた音楽をLPやCDを通して聴いています。今も彼のCD2枚組ベスト・アルバム(写真)を聴きながら書いています。
さぁ、ちょっとは練習もしなくちゃね。もっともハーモニカという楽器は他の楽器と比べて感覚的なので、練習嫌いな僕に最適なのかも知れません。(笑)