ソウル・ミュージックのギター

bearsmick2011-09-18

またも「ブルース&ソウル・レコーズ」誌を取り上げるのですが、本当に僕は出版元のブルース・インターアクションやP−VINEレコードとは何の関係もないのでご容赦を。もっともそこには何人かの知り合いはいますが、そこは同じ音楽愛好家ということで・・・。(笑)
ともあれ、今号で101号を数えた「ブルース&ソウル・レコーズ」の特集は、ギターが効いているソウルということで、普段ロックしか聴いていないような人にも大いに興味を持たせるのではないでしょうか。
どうしてもソウルというと歌に注目が集まりますが、その歌に寄り添うようなギター、特にオブリガートやカッティングには素晴らしいものがたくさんあります。僕のように弾きまくるギターには興味がない音楽ファン(ハードロックやフュージョンなど。例外的にジェリー・ガルシアやいわゆるジャム・バンド系は好きですが)にもギターの素晴らしさを教えてくれるジャンルでもあります。もっとも最近のR&B(アールビーと言われてますね、けっして昔のリズム&ブルースではないようです)はあまり得意ではないのですが、ソウルの全盛期といわれる1960年代から70年代にかけてのものは大好きです。特にイナタい南部産のサザン・ソウルには堪らないものを感じます。あっ、南部ではないもののシカゴのカーティス・メイフィールドは大好きですがね。そのカーティスはソウル・シンガーには珍しくギターを弾きながら歌う人ですね。そういうと南部には同じくクラレンス・カーターという人もいて、これまた僕のお気に入りの一人です。
「ブルース&ソウル・レコーズ」というと、特集にリンクしたCDが付録で付くのが楽しいのですが、今号のCDがとても良いのです。古い音源だけでなく最新録音の作品までも収められているところもグッド!です。楽曲の良さはもちろん、歌&ギターに焦点を当てることで、より一層の楽しさと感動が味わえます。


僕は、毎号ちゃんと切り取ってケースに入れています。こんなコンピCDが入手出来るだけでも定期購読する価値があるというものです。(笑)
ロックの世界でも、昔はいかに黒人のようにソウルフルに歌えるかがロック・シンガーとしての評価の基準になったものでした。ギターに関してはロックやブルースほどソウルには大きな立ち位置は用意されていないかも知れませんが、その歌心あふれるギターを聴くことでより深くソウルを感じることが出来るような気がします。ソウルのギターにももちろんギター・ソロはあるのですが、それよりも歌と一体になったリフやオブリにいぶし銀の魅力を感じるのは僕だけではないと思います。