タジ・マハール

bearsmick2011-08-26

今夜は、停滞していたディープ・サスス・ドランカーズ(DSD)の今後を考えるためのメンバー5人全員のミーティングでした。このところ練習どころかミーティングもやっていなかったので、みんなそれぞれちょっと緊張感を持って集まったようです。(笑)
結果、まだしばらくはDSDとして活動を続けるとうことに落ち着き、ちゃんと練習もするという前向きな決着を見ました。10月2日に行われる「じゅぐりっと音楽祭」にも参加することも決まりました。どうせやるなら楽しくやりたいと思います。
そんな実があるミーティングの今夜、ずーっとタジ・マハールの音源を聴いていました。タジ・マハールというミュージシャンはアメリカの黒人なんですが、所謂ブルースマンとは一味違っていて、早くからカリブやアフリカの影響を感じさせる音楽を作っていました。そんなこともあって僕の相当大好きなミュージシャンの一人です。
LP棚やCD棚をチェックしてみたら、忘れていた作品もあったり相当数のアルバムを持っていることに気づきました。そんなこともあって続けざまに聴いていたのですが、バンド・サウンドを考える時にも参考になると思って流していたのですが、果たしてメンバーにそれが伝わっていたかはちょっと疑問ですが。
メジャー・デビュー直前のバンド「ライジング・サンズ」には、ギタリストとしてライ・クーダージェシエド・デイヴィスがいました。白人ミュージシャンと一緒にバンドを組んでいたことからも彼の特異性が分かろうというものです。その後も「インターナショナル・リズム・バンド」「ファントム・ブルース・バンド」「フラ・ブルース・バンド」といったバンドを組んでの活動を続けていて、現在も現役、ブルース界でも確固とした立場を築いているようです。
その中でも僕は、1970年代後半から80年代にかけての「インターナショナル・リズム・バンド」が特に好きです。レゲエやカリビアンな要素を大きく取り入れた独自のブルースを展開しているからです。楽器もロバート・グリニッジのスティール・パンを取り入れて他の類を見ない演奏を聴かせてくれています。

今回アルバムをチェックしていたら、結構な数のライヴ・アルバムを発見しました。はい、見事に忘れていました。(笑)その中にも「インターナショナル・リズム・バンド」のライヴ・アルバムがあります。コロコロと転がる軽快な音色のスティール・パンやゆったりとうねるカリビアン・グルーヴなど、暑い夏の日に聴くには最適な音楽です。
ハワイに居る時のバンドであろう最近の「フラ・ブルース・バンド」にもそんなノリが受け継がれているのですが、スティール・パンではなくウクレレが活躍するのも面白いです。
ワールド・ミュージックとしても聴くことが出来るタジ・マハール、やっぱり大好きです。