おめでとう!100

bearsmick2011-07-19

猛威を振るった台風6号、人吉はそんなに被害はなかったのですが、ベアーズ・カフェの入り口のA面ボードが強風に飛ばされて倒れ、照明のレフ球が切れました。お客さんも来ないしいやはやな休み明けとなりました。(泣)
とはいえ、世の中そんな暗いことばかりではないのは当たり前のこと、現在僕が唯一定期購読している雑誌である「ブルース&ソウル・レコーズ」が、めでたく100号を迎えたそうです。そして今年は、ブルース界に敢然とその地位を築いたロバート・ジョンソンの生誕100年にも当たるそうで、ダブル100おめでとう!ということになています。
ということで「ブルース&ソウル・レコーズ」最新号であるNo.100号の表紙がカッコいいです。そのイラストを描いたのは、先日ベアーズ・カフェにも来てくれた久原大河画伯。ロバート・ジョンソンを中心に、その後のブルース〜ソウル、ロックを彩るミュージシャンたちが描かれています。それがまた一見して誰だか分かる、僕も大好きな人ばかりなので、見ているだけで嬉しくなってしまいます。
ちなみに左下から時計回りに追って書いていくと、吾妻光良アルバート・コリンズ、アイク・ターナー、ライトニン・ホプキンス、アレサ・フランクリンと来てロバート・ジョンソン、そして彼が抱えている孫とも言える三人はミック・ジャガーオーティス・レディングジェイムス・ブラウン、足元には義理の息子であるロバートJr.ロックウッド、更にハウリン・ウルフ、マディ・ウォータースと来て、下にはタジ・マハールジミ・ヘンドリックス、最後に犬の姿のハウンドドッグ・テイラーが描かれています。いやぁ、素晴らしい!よくその個性を捕らえています。(笑)
「ブルース&ソウル・レコーズ」といえば、毎号特集とリンクしたCDが付録で付いているのですが、今号はロバート・ジョンソンのルーツや彼が影響を受けた/与え合ったであろう当時のミュージシャンたちの音源(1920年代から40年代のもの)が20曲収められています。確かに古いブルース、しかしそこには確固たるホンモノの輝きが残されているのです。
ブルースはロックのお祖父さんともいえる直系の音楽、心を開いて耳を傾けそのビートに身を委ねてみれば、より一層の楽しい音楽体験が出来るはずです。ベアーズ・カフェで聴くブルースもいいものですよ、きっと。(笑)