ウォーレン・ヘインズ

bearsmick2011-07-09

偶然とは面白いもので、東京は渋谷、円山町のホテル街の入り口で「国境の南」という渋くてカッコいい音楽のお店を営むHさんのブログに「昨日買ったばかりのウォーレン・ヘインズのアルバムが良い!」と書いてありました。実は僕も某密林にオーダーしていて、それが昨日届いたばかりだったのです。
ご存知の方も多いかと思いますが、ウォーレン・ヘインズは自身のバンド「ガバメント・ミュール」と共に「オールマン・ブラザース・バンド」のギタリスト&シンガーとしても活躍しているミュージシャンです。最近オールマンズを良く聴いていることは、この日記にも書いていたことですが、今年に入ってそのオールマンズのフロントに立つメンバー、グレグ・オールマン、デレク・トラックス(奥方のスーザンとのバンドTTBで)、そしてこのウォーレン・ヘインズと作品を発表しました。それぞれ出来が良くて、これまたここで取り上げたのですが、実はウォーレンのこの作品は買うのを逡巡していたのでした。だって音の想像は付くし火吹きダルマのような彼の体型からみてもなんだか暑苦しそうだったから。(笑)
それでも最近オールマンズを聴き直していたら、やっぱりこれも持っていなくちゃいけないよね、僕は!と思ったのでした。結果、ウォーレンさんに謝りたいと思います。だってこれ相当な名作ですよ。まっ、確かにちょっと暑苦しいところがあるのは事実です。が、それを上回るファンキーでソウルフルな歌とサウンド、グルーヴが楽しめるのです。
バックを務めるメンバーを見ると、ベースに元ミーターズのジョージ・ポーターJr、キーボードにアーロン・ネヴィルの息子であるアイヴァン・ネヴィルといったニューオリンズ勢をはじめイアン・マクレガンなどの名前も見えます。道理で上等な南部サウンドが聴ける訳です。そのグルーヴィーなノリに思わず身体も反応してしまいます。
それにしてもここに来ての、オールマンズ・メンバーの素晴らしい活動と作品はどうでしょう!?この三人、世代も違うのですが、良い具合に受け継いでいっているのでしょうね、オールマンズの歴史いや王道のアメリカン南部サウンドをね。
暑い日はやっぱり熱いソウルフルな音楽でも聴くことにしましょう。魂が熱くなると身体は少しクールに感じてくるかも。(笑)
ともあれこの夏の愛聴盤がまた一つ増えたのは間違いありません。もっと早く買っておけば良かったかも、だって他の二人の作品は即買っていたのだから・・・、あれ、僕って相当なオールマンズ・ファンかしら。(笑)