ロックの日だから

bearsmick2011-06-09

今日は6月9日「ロックの日」ということで、先日のサッカー観戦の時から出しっぱなしにしていたヴィデオ・プロジェクターでロックな映像でも観ようと思っていました。が、なかなかお客さんがお見えになりません。で、好きなTV番組「秘密のケンミンショー」を観ていたのですが(この番組のコーナ−「辞令は突然に」で使われるBGMは冴えています。音楽通のスタッフがいるに違いありません。笑)、りゅうじ君がやって来たので、一緒に「ラスト・ワルツ」を観ることにしました。
1976年に行われたザ・バンドの解散コンサートの模様を、マーティン・スコセッシの監督で撮られたこの映画は、ロック映画の中でも一、二を争うくらい良い出来だと思います。ザ・バンドと縁があるミュージシャンたち(ボブ・ディランエリック・クラプトンなど)がたくさん出てきてザ・バンドと共演するのですが、ロックの終焉を飾るともいわれた当時のロック・シーンとのシンクロ具合もあって、これまでも幾度となく観ているのですが、ちっとも飽きません。もっともロックそのものも、その思想性や商業性の姿は変化しつつも未だに続いているのですが。
僕自身、未だロックが好きだし、その精神性や思想を心に持ち続けていきたいと思っています。いつも言っているようにロックは単なる形/フォームの音楽ではないと思っています。もちろんフォーマットとしてのロックンロール、そのビートやグルーヴは大事だし好きなんですが、それだけではないスペシャルなものがあったはずですから。
ロックが一番ロックらしかった1960年代、「ドント・トラスト・オーヴァー30」との掛け声もはるか彼方に消えていき、今では70歳のロックンローラーも存在しています。今や「ドント・トラスト・アンダー30」って言ってもいいくらいですかね、だって今の若い人たち、どうなんでしょう?(笑)もちろん個人差があるのは当たり前、言葉のあやだからね。
ともあれ僕はこれから先もロックと付き合って生きていくことになります。何がロックかは人それぞれかもしれないけどね。