TTB

「ＴＴＢ」って書くと、なんだか美容／エステ関係か旅行関係のような感じになるのですが、今回のＴＴＢはテデスキー・トラックス・バンドの頭文字を取ったもの、立派なロック・バンドの名前です。（笑）
オールマン・ブラザース・バンドや自身のバンド「デレク・トラックス・バンド」、そしてちょっと前にはエリック・クラプトンのバンドでもギターを弾いていた現在最高峰のスライド・ギタリストの一人であるデレク・トラックスが、年上の奥方であるシンガー＆ギタリストのスーザン・テデスキーとバンドごとがっつり組んだ１１人編成の新しいバンドが「ＴＴＢ」です。
昨年の「クロスロード・ギター・フェス」でのパフォーマンスに興味を惹かれていた僕は、このバンドの作品を心待ちにしていたのですが、めでたく今日発売の運びとなり我が家にも無事届きました。予約していて発売当日に入手するなんてめったにない僕のこと、期待の高さがうかがい知れるでしょ？（笑）
で、内容はというと期待を裏切らない素晴らしい出来です。先の「クロスロード・ギター・フェス」でのインタビューでも本人たちがコメントしていたように、自身のルーツであるスワンプ/南部サウンドの先達「デラニー＆ボニー」の遺志を継承するかのようなサウンドと楽曲が収められています。程よくレイドバックしたゆったりとしたグルーヴとスーザンのソウルフルなヴォーカル、そしてもちろんデレクの素晴らしいギター・プレイが満喫出来ます。
まだ良く聴き込んでいないのですが、今年の名作アルバムなのは間違いないと思います。僕の好きなそして目標とするサウンドなのはもちろん、女性ヴォーカル良いなぁ！僕もデュエットしたいなぁ！と思わせてくれる作品です。（笑）