安楽死

bearsmick2011-05-08

今日は別に予定がない日曜日、一人暮らしの真っ最中なので自分だけのペースで生活出来て、まぁそれなりに楽しく映画を観たり、本を読んだり、音楽を聴いたりと優雅に過ごしました。といっても洗濯はしたのですが。(笑)
ということで午後ちょっと遅くなってから(今日は30℃を超える真夏日でした)ウォーキングを兼ねて図書館まで借りていた本の返却に行ってきました。で、今回読んだ本の中から、久坂部 羊「神の手(上・下)」をご紹介したいと思います。
著者もお医者さんということで、医療の現場やその政治や社会をミステリー・タッチで描き出してある長編小説なのですが、安楽死をモチーフに描かれており、興味深くさっさと読めました。誰にも平等に訪れる死ですが、その死に方や死に至る処置はまた実社会の延長上にあることを今更ながら思い起こされたのですが、自分の死を自分で選ぶという選択肢や死でしかその苦痛を取り去ることが出来ないこととか、いろいろと考えさせられました。
ご存知のように僕はグレイトフル・デッド(祝福された死?安楽死という説もあったけど)という名前のバンドが好きなので(笑)、死に対してそう悲観的否定的な感覚は持っていないのですが、自分が動けなくなったり自分で決められなくなったりしてまで生きていたいとは思いません。とはいうものの自分一人だけでそう簡単にいくわけもなく、やっぱり近しい人と話したりしておくことは必要でしょうね。
さて自分の余生も普通に見積もって20年くらいになった今、とりあえず今まで通り楽しく生きていけたらなぁ!と思います。