アナログLPで音楽を

bearsmick2011-04-18

初めてベアーズ・カフェにお見えになったお客さんの中で、音楽好きな方や若い頃レコードを買っていらっしゃたであろう方は、客席の壁側にあるレコードやCDが並んだ棚を見て興味を持たれ、「見ても良いですか?」とか「リクエスト良いですか?」とか言ってもらえる人が、極少数ですがいらっしゃいます。(なんとも残念なことですが、田舎だとしょうがないのかな?)
今夜はそんなお客さんがいらして楽しい時間を共に過ごすことが出来ました。実は今夜は、先日のライヴでご一緒したバンドの人も初来店で、それなりに盛り上がっていたのでなおさらです。
リクエストされる方でもっとも多いのは、青春時代の思い出にまつわる曲やミュージシャンをリクエストされる方たち、そしてまだ聴いたことがないものを興味を持ってリクエストされる方も少しいらっしゃいます。今夜のお客さんは一人は前者、もう一人は後者とバランスが取れたリクエスト、これは楽しいです、やっぱり。(笑)
ということで、今夜は久し振りにたっぷりとアナログLPで音楽を楽しみました。たいして良い音響機器がある訳でもないベアーズ・カフェですが、ある程度の音量で鳴らすアナログの音は、手前味噌ですが良い音です。レコード棚の前に陣取られたお客さんが次々に取り出されるLPをローリング・ストーンズを筆頭に順に聴いていきました。
 
矢野顕子「オーエスオーエス」収録の「ラーメン食べたい」は、奥田民生もカヴァーしてるそうで、今や名曲ですね。80年代の音ですが良いアルバムだと思います。荒井由実のデビュー・アルバム「ひこうき雲」も久し振りに聴いたのですが、キャラメル・ママのバッキングといいフレッシュなユーミンの歌といい、これまた名作と呼べる作品です。僕らの世代を代表する二人の女性シンガー/ミュージシャンの作品を、僕よりずっと若い人からのリクエストで聴くのも良いものです。
その後もポリスやマイティ・ダイアモンズ、ボブ・マーレーなどたくさんのレコードを聴いたのでした。で、今夜の〆は、マスターのこれ一枚というリクエストにお答えしてのボブ・ディラン「追憶のハイウェイ61」、やっぱり素晴らしいアルバムです。なんせ高校生の僕に決定的な影響を与えてくれたアルバムですから。(笑)
そうそう冒頭の写真ローリング・ストーンズのアルバム「ストリップド」には、そのディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」が収められています。ライヴ映像には「昔、友人のボブが俺たちの歌を作ってくれた。」というミック・ジャガーのギャグ・コメントも入っていたなぁ・・・。