クラシコ

サッカー（特にリーガ・エスパニョーラ）好きな人には特別な試合である「クラシコ」と呼ばれるレアル・マドリーvsＦＣバルセロナの一戦が、我が国では早朝ＴＶ中継されました。本当ならライヴで観ることが一番楽しいのですが、このところの体調の悪さもあり録画しておいたものを起きて一番に観ました。もちろん例のバルサのユニフォーム（背番号８イニエスタ）を着込んでの応援です。
昨年１１月２９日に行われた今シーズン最初のゲームは、ホームのバルサが５−０での圧勝だったので、今回のレアルのホーム・ゲームは興味津々、レアルがどう立て直してくるかが楽しみでした。
現在のサッカー界で、バルサほど楽しく強いサッカーをしているチームはないのですが、今日のゲームもあのレアルが守備を固めてカウンターで点を狙うといった展開です。さすがの知将モウリーニョにしてもバルサ相手にはそう簡単にはいかないということですね。
結果は両チーム共にＰＫによる１点づつのドローに終わったのですが、最近のクラシコでは点を取っていなかったメッシとクリスティアーノ・ロナウドという両チームのエースがＰＫとはいえ点を取ったのが今回の見ものだったでしょうか。二人とも今シーズンの得点が３０点、得点王争いも熾烈ですからね。
それにしてもバルサの攻撃はほんと素晴らしいです。何故そんな狭いところわざわざ通すかな？！という場面はもちろん、守っている時でも単にクリアーに逃げるのではなく、繋ぐ意思がありありですからね。もっとも今日のゲームではそのことが裏目に出てＰＫを与えることにもなったのですが。
２１日にはスペイン国王杯決勝でもこの２チームがぶつかります。さらにチャンピオン・リーグ準決勝でも当たるので、そのホーム＆アウェイのゲームを含めてあと３試合のクラシコが楽しめるわけで、楽しみです。
レベルの高いサッカーは観ていて楽しいし美しいです。そしてそこには、音楽にも似た感動があると思います。
サッカーどころでない人もたくさんいらっしゃるのは分かるのですが、こうしてＴＶ中継を楽しめる身の幸せを肝に銘じて生きていこうと思います。