まるでジュークジョイント

bearsmick2011-03-15

今夜は去年11月から4ヶ月しか経っていないけど、我が国が誇るスライド・ギタリスト日倉士歳朗のライブでした。彼もこのツアー中に東北関東大震災が起こったので、家に残してきている家族や東北地方の友人たちのことを気にしていました。そして神奈川に住む家族から乾電池やマスクなどが手に入らないからと言われたそうで、人吉の店で買って送ったそうです。が、ここ人吉でも乾電池などは品薄になっていたそうです。備蓄はある程度必要かもしれませんが、我先に買いだめする必要はないと思うので(昔の石油ショックの時のトイレットペーパーを思い出します。笑)、僕は普段とかわらない節度ある生活?を送りたいと思います。
さて、こんな時のライヴからかお客さんの入りはそう良くなかったのですが、来てくれたお客さんはホント日倉士君の音楽が好きな人たちで、熱く盛り上がり、日倉士君も楽しそうに演奏し飲んでいました。
最近はセイクリッド・スティール(スティール・ギターを使ったゴスペル)に影響を受けた聖な?演奏も多かったのですが、今夜はベアーズ・カフェに集まった濃いお客さんの気も手伝ってか、日本語で歌うロバート・ジョンソン・ナンバーなど悪魔の音楽であるブルーズを豪快にスライドさせてくれました。(笑)




毎度ながらたくさんのギターを使い分けてのライヴですが、今回もいわゆるレギューラー・チューニングの普通のギターは使わなかったなぁ。でもこんなにギターを使っていると弦代だけでもバカにならないとライヴ前に弦を張り替えながらぼやいていました。
家に帰ってきてからもまた飲みながら話に盛り上がった夜でした。