土曜日の深夜に

bearsmick2011-03-05

今夜もなかなかに寒い夜、土曜日というのにお客さんの姿も見えない冴えない夜です。しょうがないなぁと思いつつロバート・B・パーカーの小説を読んでいたのですが、そろそろ店じまいかという時間になって3人男性がお見えになりました。
その中の一人は、以前の場所にあったベアーズ・カフェのことも知っていらしたので、以前何回かお見えになったこともあるのでしょうが、全く知らない人です。が、一緒に来た人がなんだか興味深そうにかつ嬉しそうに店内を見渡していらっしゃいます。
棚に並んでいるLPやCDを見て、「リクエストしたら掛けてもらえるんですか?」という問いに、「もちろんです。」と答えたところ、その中で一番若いお客さんのリクエストがローリング・ストーンズの「メインストリートのならず者」でした。1972年(僕が東京に出た年です。)に発表されたこの作品は、ストーンズアメリカ南部の黒人音楽を消化吸収して作り上げた傑作アルバムで、なかなかナイスなリクエストです。もちろんアナログLPで聴きました。
そんなこんなで「マスターも一緒に飲みましょう!」と誘われたので、彼らのテーブル席に着いて大いに語り合ったのでした。その内容も仕事から絵画、宗教、愛と平和などと多岐に渡るもので、久し振りにたくさん話し合うことが出来、楽しかったです。気がつくとあっと言う間の午前4時、楽しい時間って早いものですね。(笑)
彼らもベアーズ・カフェを気に入ってくれたようなので、「また来ます。」と言ってくれました。なんだ、人吉にも面白く良い人っているんじゃない!(笑)ほんと、また来てもらいたいお客さんです、待ってるからね。