やっぱり凄い!

bearsmick2011-01-18

今夜も良く冷えた寂しい夜です。別にビールやワインじゃないので、そんなに冷え込むこともないのに、ほんと困っちゃいます。(笑)
先日は、「寒い夜には熱いファンクを」ということで、ミーターズを取り上げたのですが、今日は届いたばかりの(今年最初の密林経由の)二枚組CD「AUTHORIZED BOOTLEG/WARFIELD THEATRE SAN FRANCISCO,CA」というネヴィル・ブラザースのライヴ・アルバムを取り上げたいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、ネヴィル・ブラザースは、ミーターズのキーボーディスト/シンガーである長兄アート、後期ミーターズにいたパーカッショニスト/シンガーの4男シリルの二人に、それぞれソロで活躍していたサックス・プレイヤーの次男チャールスと有名なシンガーの3男アーロンの4人の兄弟が集まって出来たバンドです。1980年代後半の僕のハート/ソウルをわしづかみにしたバンドで、当時、世界最強のライヴ・バンドとも言われていました。
当時日本にもよく来てライヴを演ってくれたものですが、ほんとそのグルーヴといったら凄いものがありました。初来日時はまだ渋谷にあった「ライヴ・イン」というライヴ・ハウスで観たのですが、PA卓の横で嬉しそうな顔をして楽しんでいらっしゃったピーター・バラカンさんの姿もありました。そういえば彼がMCを勤めていたTV「ポッパーズMTV」でネヴィル・ブラザースのライヴが放送されたこともありましたね。その後も何回も来日してくれたのでその度に日比谷野音などにも観に行ったものでした。
そのように僕もカミさんも大好きなバンドであるネヴィル・ブラザースの1989年のライヴCDが発売されたというニュースをきいた僕は早速ネット・ショッピングでポチっとしちゃった訳でした。で、今日無事にアメリカから届いたのですが、傑作アルバム「イエロー・ムーン」が発売される直前のライヴということもあり、そのアルバムに収録されている曲も演奏されています。ニューオリンズ・ファンク定番の有名曲はもちろんのことR&Rメドレー、そして最後はボブ・マーレーの「ワン・ラヴ」で〆るというテッパンなライヴの様子が窺えます。圧倒的なグルーヴを持ったサウンドはもちろんのことそこにアーロンの天使の歌声が被さるのですから、やっぱり凄いです、素晴らしいですネヴィル・ブラザース。
1989年と言えば、グレイトフル・デッドとも共演していた時期でしょうか、このライヴもサン・フランシスコの「ウォー・フィールド劇場」というデッドにも縁が深い会場で行われています。きっと会場にもたくさんのデッド・ヘッズの姿が見られたことでしょう。
ネヴィル・ブラザースのライヴ・アルバムといえば「ネヴィライゼーション」をはじめこれまで3種ほど出ていたと思いますが、今回のこのアルバム、それら以上の出来かもしれません。ノリにノッている時期の姿/ライヴが楽しめます。尚、このCDは7000部限定だということなので、興味がある人はお早めにね。もちろんベアーズ・カフェで一緒に楽しむのも一興ですが。(笑)