寒い夜は熱いファンク

bearsmick2011-01-15

天気予報では、今日は凄く冷えて雪も降るようなことを言っていました。事実午後には雪がチラホラと舞い出したのですが、結局雪が積もるほどは降らなかったです。が、ピープーと吹きすさぶ北風がすざまじくて店の表のA面ボードが倒されてしまったくらいでした。
そんな夜なので人通りも少なくて参ったなぁ!と思っていたところ、久し振りのお客さんが来店、オーダーより前に「ミーターズのヴィデオありますか?」とありがたくも微妙な言葉。せめてオーダーしてからにしてよ、だって「無い」って言ったら、そのまま帰って行きそうじゃない。(笑)
ミーターズそのもののヴィデオは持ってないもののドクター・ジョンの「ニューオリンズ・スワンプ」という作品にプロフェッサー・ロングヘアーやアール・キングと一緒に出ているものは持っています。もちろん探したのですが、どこにあるのか分かりません。探しに探してやっと最後に見つけ出しました。やれやれ一安心、一緒に観ました。CDもそうですが、ちゃんと整理・保管をし直さないと大変なことになりそうです。(笑)
その他にも、ギターとドラムの二人が替わってからのファンキー・ミーターズ名義のライヴ・ヴィデオも持っているので、それも観ることにしました。ミーターズは僕も大好きなニューオリンズ・ファンクの雄といっていい偉大なバンドです。なんといってもその独特なシンコペーションが効いたリズムとビートが堪りません。特にオリジナル・ミーターズのドラマーであるジガブー(ジョセフ・モデリステ)のドラミングは絶妙です。今夜ふたつのミーターズを聴き比べて一層その思いを強くしました。
で、そのリクエストをしてくれた若者に「どうしてミーターズを知ってるの?」と訊ねてみたところ、なんと以前僕がミーターズのライヴ・アルバムを聴かせたことがあるそうです。まったく忘れていたなぁ、別嬪さんは忘れることないのになぁ!(笑)
ともあれ、一人でもミーターズに興味を持った人がいるだけでも、ベアーズ・カフェを営んでいる甲斐があったというものです。(笑)興味を持った人は、是非、聴いてみて下さい。ポール・マッカートニーのアルバム「ヴィーナス&マーズ」の完成記念パーティーが行われた「クィーン・メアリー号」という船でのライヴで、発表する目的ではなかったようで音は良くはないのですが、それを凌駕する素晴らしい演奏が収められています。まだ、僕が自由が丘「マルディ・グラ」をやっていた頃に初めて聴いた時の感動は持続しています。