今年の読書に思うこと

bearsmick2010-12-29

勝手にウォーキングの師匠と仰いでいる東京のObinさんは、音楽だけでなく小説もよくお読みになるようで、彼のブログでよく取り上げられていて、その読解力にも感心しているのですが、今年も終わろうかというこの時期だから、今年読まれた本50冊がアップされていました。
僕もけっこう手当たり次第に読むほうなので、手帳を見ると今年読んだ本(小説)がざっと5,60冊ほどありました。物憂さな僕のことですから、Obinさんのようにきちんと整理して残していないのではっきりした数をここで書けないのがナンですが。(笑)見たところ5冊ほどは同じ本を読んでいたようです。
先日の日記でも書いたように、今年は特に女性作家の作品に興味深いものが多かったようです。もちろん大ベストセラーになった村上春樹1Q84」や同じくCONちゃんから借りた冲方 丁 「天地明察」といった作家の作品は面白く読むことが出来ました。
TVドラマにもなった有川浩「フリーター家を買う」は、絶対小説のほうが面白いです。TVドラマ化されるとこんなにも変わってしまうのかとビックリしました。何故TVを見たかというと尾城君から「主役の二宮君がいつもロックTシャツを着てるんだけど、けっこうデッドのTシャツを着ているよ。」という理由からでした。(笑)有川浩さんは「三匹のおっさん」も面白かったです。すぐにでもTVドラマ化出来そうな、良い意味での軽さが魅力です。
この年末にかけて読んだので記憶に新しいところでは、宮部みゆきの「楽園(上・下)」も面白く読めました。以前の「模倣犯」(この映画化も残念でしたね。笑)から繋がる設定もよく出来ていて、さすがと思わせる筆力だと感心しました。
基本的に、音楽関係や社会学歴史学など、自分で持っていないといけないと思うもの以外の小説などは、図書館で借りてきて読んでいるのですが、来年もまた新しい作家や作品に出会うのが楽しみです。
そうそう今読んでいるのは、恩田陸(この人も女性作家ですね。)「ねじの回転」。これまでも何冊か読んでいるのですが、彼女の作品にはなんかしら不穏なものを感じることがあって(嫌な意味ではないですが)、つい引き込まれてしまいます。この作品で今年の読み納めになりそうです。