一周忌と三回忌

今日は、昨年亡くなった伯父さんの一周忌でした。このブログを読んでいてもらっている人はご存知でしょうが、自分の親に満足な孝行や世話が出来なかった僕は、その伯父さんの最期を看取ることで親孝行の真似事をしたのでした。ほんと早いものでちょうど一年、昨年は病院に寝泊りしていたんですね。
ということで、今日はちょっと早起きしてお寺さんで一周忌の供養をしてもらいに行ってきました。別段仏教徒という訳ではないので、我が家は曹洞宗のお坊さんに頼んでいますが、今日は真言宗のお寺さんです。いろんな宗派のお経を聴くのも面白いものです。(先日家に遊びに来てくれた大ちゃんは日蓮宗のお坊さんで、家でもお経をあげてもらいました。)もっとも正座していなければいけないので足が痺れてしまうのが難点ですが。
昨日は東京の初台にあるドアーズというライヴ・ハウスで、僕も若い頃からずいぶんお世話になった下北沢「ぐ」のマスターだった陽介さんの3回忌が行われたそうです。友人たちの日記などでその様子を少しだけ知ることが出来たのですが、出来れば僕もそこに居たかったと思います。来年CDを出すボブズ・フィッシュ・マーケットや南正人さん、金子まりさんといった「ぐ」に関係あるミュージシャンたちのライヴもあったそうで、なにしろ30年、40年ぶりの人たちがたくさん参加していたそうですから。
現在の僕があるのも「ぐ」を知ったから。そして陽介さんや蕾ちゃんといった先輩たちに良くしてもらったからだと思います。ボブ・ディランの初来日公演も一緒に観に行ったし、海にも遊びに行ったし、家にも遊びに行ったこともあるし、ほんといろんな意味で大きな影響を受けたものでした。重ねて哀悼の意を表し感謝したいと思います。
その陽介さんが亡くなったのは一昨年だったのですが、何故2年目に三回忌なのか分かりますか?亡くなった時にお葬式を行うのでそれが一回目、そして翌年が一周忌で二回目、で、二年目が三回忌ということです。
親しい人が亡くなることは辛いことですが、人間生まれてからは死に向かって生きていくということも道理です。少しでも納得がいく人生を送りたいと思う今日でした。