ジョン・ウエズリー・ハーディング

bearsmick2010-11-16

よっぽどの用事がないかぎり、毎日1万歩以上歩いています。もっとも東京のOさんは平気で2万歩とか歩かれていらっしゃるので、やっぱり師匠とお呼びしたいと思います。(笑)そして、僕の弟弟子?の渋谷の「国境の南」店主のHさんは、先日なんと家がある横浜から渋谷までを3万歩以上歩かれたそうです。さすがに店に着いた時は疲れと痛みが襲ってきたそうですが。(笑)
そういえば今日電話で話した横浜のたけさんも、六本木ヒルズ?で行われているボブ・ディランの絵画展を観た後、渋谷まで歩いてこられたそうで、なにやらこのブログ周辺でウォーキングがナウいことになってきているような気がします。(笑)
でも実際歩くと面白いのは確かです。自分のペースで行うことが出来てハードな運動ではないところがナイスです。カミさんも時間が合うときは一緒に歩いているのですが、以前はペースがバラバラだったり、ちょっと歩くとすぐに休みたいとか水が飲みたいとか言っていたのに、最近ではきっちりと付いて来るようになりました。先日の遠足の時など僕より元気だったくらいです。
と、ウォーキングの話題はこれくらいにして、ボブ・ディランのモノ・ボックスのことももうちょっと。
もちろん今日も聴いていたのですが、僕がディランのアルバムで最初に買ったのが8枚目の「ジョン・ウエズリー・ハーディング」だったのは以前にもここで書いたと思います。中学生の時にディランを聴いてショックを受けた僕ですが、当時はきちんとしたアルバム単位での発売は日本ではなされていなかったし、お金もなかったので、僕は「風に吹かれて」「時代は変わる」「ミスター・タンブリン・マン」「ライク・ア・ローリング・ストーン」という珠玉の4曲入りコンパクトEP(¥500)を買って聴いていたのでした。
高校時代になってCBSソニーから順次ディランのアルバムがちゃんとした形で出されるようになったので、お小遣いをやりくりして買ったのが「ジョン・ウエズリー・ハーディング」だったのです。そんな思い入れもあるので、このいアルバムはけっこう気に入っているのですが、今回モノラルで聴きなおしてみて、こりゃ傑作アルバムなんじゃないかと思った次第です。
オートバイ事故の後の2年位の隠遁生活後に発表されたこのアルバムは、基本的に本人のアコースティック・ギターとハーモニカ、そしてドラムとバースというシンプル極まりない編成で録音されています。無駄がないそのサウンドは、だからこそのグルーヴ感が溢れています。一見地味に感じるこのサウンドと楽曲、聴けば聴くほどに旨みが出てくる作品です。