フォークとは?

bearsmick2010-09-14

今日は午後一でガンボの仕込みをやりました。せっかくだからと歩いて店まで行って仕込が終わったら、わざわざ遠回りしてのウォーキング、それでも思ったほど歩数は稼げません。毎日一万歩以上あるいていらっしゃる人たち、一体何時間歩いていらっしゃるのでしょうか?
という前振りとは、まったく関係ない今日のお題です。(笑)
先日の日曜日、時間があったので今部屋に出しているギター2本の弦を張り替えました。新しい弦はやっぱり気持ち良いです。といっても満足に練習もしないのですが。(笑)
で、その夜、何か面白い番組ないかなと新聞のTV欄を見ていたら、BS朝日でフォークの番組をやっていました。司会は女子アナとグッさん、ゲストというかコメンテーター兼プレーヤーは南こうせつとなぎら健一のお二人です。トークとライヴを交えて日本のフォークの歴史を紐解くという内容で、なぎら健一のトリヴィアなミニ知識もあってのたっぷり2時間以上、なかなか楽しめました。
もっとも1960年中盤から音楽に興味を持って、当時の乏しい情報などをかき集めてきた私ですから、そうそう目新しいものは多くなかったのですが、まぁ、おさらいという感じでカミさんと一緒に観ていたのでした。
カレッジ・フォークから僕も影響を受けたURC系のフォーク、拓郎、陽水、古井戸などのエレック系、そしてその後の歌謡曲的・叙情的な四畳半フォーク(実は我が国では、これが一番人気があって、フォークといえばこれらを指すようなんですが・・・)と順を追っての内容でした。
ご存知の方も多いでしょうが、僕は歌謡曲的・叙情的な四畳半フォークは嫌いです。日本人が誰しも持っているようなメランコリックなメンタリティーをあえてベタベタと出すような曲が苦手です。けっして個人攻撃をするつもりはないのですが、南こうせつの音楽にはそんなところを感じていました。
で、この番組の締めで「フォークって何ですか?」という問いに答えたゲスト二人の答えが、僕にとっても腑に落ちたものだったのです。
南こうせつは「自分の人生そのも」というありがちで、個人に落着かせる、ある意味ズルイ答え(それを否定するつもりもありませんが)だったのに対し、一見おちゃらけた感もあるなぎら健一の答えは「喜怒哀楽を表現するもの」というものでした。そして「今の若者の音楽には、喜と楽しかない!」と喝破して見せたのです。
なぎら健一という人は、東京育ちですが、URC系特に高田渡に影響を受けたシンガーです。何故僕がURC系のフォークの方に惹かれてきたのか、これにも明白な答えを示してくれたのでした。
そうそう、番組を観終わった後、カミさんが「ギター弾けると良いね、私もやってみようかしら。」と言いました。もちろん僕が「そりゃ良いよ。ボケ防止にもなるし!」と賛成したことは言わずもがなです。だって新しい弾き易いギター、買えるかもしれないじゃないですか。(笑)
ということで、今日の写真は弦を張り替えたばかりの2本のギター。1950年代のシルヴァートーンと1970年初頭のヤマハ赤ラベルFG150。良い音するんだけど、弦高が高くてちょっと弾き辛いんだよね。ダ・カ・ラ・・・。(笑)