アメリカじゃ一枚400円!?

bearsmick2010-09-13

以前、ここでも紹介したオリジナル・アルバムが5枚入ったCDセット「オリジナル・アルバム・シリーズ」、近所のお店に行く度にチェックしているのですが、アレサ・フランクリンチャカ・カーンは売れていました。レディ・ソウルが好きな人が僕の近所に生息していることが分かっただけでもなんか嬉しいです。誰が買われたか分かりませんが、いつの日かお会いしたいものです。(笑)
僕は、Jガイルズ・バンドとレイ・チャールズをその店で買ったのですが、欲しいと思ったポール・バターフィールド・ブルース・バンドは無かったので(ひょっとしてとうに売れてしまっていたかな?)、つい某密林のマーケット・プレイスという安売りにオーダーしてしまっていたのでした。だって円高のおかげか、アメリカから送られてくる新品の商品が、送料を入れても¥2000ちょっとなんですもの。貧乏人には凄く魅力的に映ったのでした。確かに少しだけ時間はかかったけどね。(それでも2週間くらい)
で、今夜聴いていたのですが、北九州から遅い夏休みでやって来たというお客さんが「これ良いですね。ブルースに興味を持ち始めたので・・・。」という嬉しいお言葉。なんでもその人は、ザ・フーのファンだそうで、2年前の日本公演にはわざわざ横浜まで足を運んだそうです。
けっこう若い人なので、友人にはザ・フーを知っている人もいないそうで、こんな田舎の人吉にベアーズ・カフェがあってザ・フーやロックの話が出来るのにビックリしていたようでした。(笑)さすがにロック・ファンだけあって、一応グレイトグル・デッドもご存知です。店に飾ってあるスカル&ローゼスのタペストリーに感動してか!?(こんな気持ちが悪いものよく飾ってるなぁ!かも知れないけど。笑)写真撮っていかれました。
さて話を元に戻して、ポール・バターフィールド・ブルース・バンドのデビュー作から5枚目を集めたそのセットを聴いていると、僕が高校生時代にブルースを知るきっかけになった音源がたくさん入っています。ブルース・ハープを意識したのもポール・バターフィールドのおかげかもしれません。きっとギタリスト諸君はマイク・ブルームフィールドのほうに興味を持ったのでしょうが、やっぱり僕は天邪鬼でしょうか。(笑)
ともあれ、こうやってまとめて聴いて思ったこと、デビュー作はまだまだシカゴ・ブルースのコピーというか真似だったものが、作品を出すにしたがって当時のソウルやロックの影響を受けて新しいブルース表現に至るのが手に取るように分かります。
それにしても良いメンバー揃っていたんだなぁ!ポール・バターフィールド・ブルース・バンド。前回紹介したJガイルズ・バンドもそうですが、黒人音楽大好きな人たちがロックを作り出して行った側面は大きいですね、もちろんその筆頭には未だ現役のローリング・ストーンズがいるのですが。
もちろん僕も大好きです。