音楽って良いな!ロックって良いな!

bearsmick2010-08-20

さて昨日に続いて、嬉しいアウトレットCD第二弾、ブルース・スプリングスティーン、2006年の作品「ウイ・シャル・オーヴァーカム〜シーガー・セッション」です。翌年2007年には、曲数が増えたアルバムも出たようですが、これはCDにレコーディング風景と一曲ヴィデオ作品が収められたDVDが付いた最初の作品で定価¥3150だったもの。
実は、この作品が出た時に尾城君から聴かせてもらっていたのですが、DVDは観たことがなく、買ってもいなかったのでした。でもその内容は気に入っていて、このセッションから派生したであろうフォーキーな大人数でのバンドのライヴ作品「ライヴ・イン・ダブリン」(CD2枚+DVD)は、しっかり買っていて、このブログでも取り上げていたと思います。
熱いロッカーというイメージのスプリングスティーンですが、この作品は、フォークの先達、ピート・シーガーの作品や彼が取り上げていたトラディショナルを取り上げて、自宅をスタジオ替りにして製作されたアコースティックな文字通りアット・ホームな作品です。
ですが、さすがスプリングスティーンというか、単なるナツメロ・フォークに陥ることなく、ブラスも導入してニューオリンズ〜南部の香りもプンプンする素晴らしい演奏を披露しています。そして古い歌の中にもしっかりと現代にも通用するテーマをも見せてくれています。僕は、こんな姿勢こそを「ロック」と言い切ります。
この作品を聴いていたら、先述の「ライヴ・イン・ダブリン」も無性に観たくなりました。その演奏するミュージシャンたちの姿とそれに反応する観客たちを観ていると、ほんと音楽って良いなと思うのです。
そうそう今夜は、南ショットのR君が企画した球磨人吉のバンドを集めてのオムニバスCDのためのミーティングもベアーズ・カフェで行われました。若い人の動きと共にDSDにも話が来たことを嬉しくそしてありがたく思います。
単純に音楽を楽しむことだけでももちろんOKなのですが、出来ればその先にある、それを通じて何を表現するか、自分は何をしたいのかを探っていくのも面白いと思います。そしてそれこそが僕は「ロック」だと思うのです。
一生ロック好きな人間として生きていく覚悟の今日でした。(ホントはそんなに真剣じゃないのですが。笑)でもロック(決して形としてのロックじゃないけど)は楽しいし大事だなぁ!
更にお知らせ。前にも書いたけど、そんなロックを感じさせてくれるギタリスト&シンガー三宅伸治さんのライヴを23日(月)にベアーズ・カフェで行います。ベアーズ・カフェには珍しくチケット制です。前売り¥3500、当日¥4000(共に1ドリンク付き)です。是非、一緒に楽しもうではありませんか!